パ・リーグ、注目のプレーオフ直前!

V本命・ソフトバンクデータが示す信頼関係の強さ

2005.10.06 THU

今季も危なげない強さで早々に2年連続のプレーオフ進出を決めたソフトバンク。昨年はここで西武に敗れ日本シリーズ出場はならなかったが、今年はその雪辱を晴らし2年ぶりの日本一奪回を目指す。

さて、その戦いへ入る前に今一度、今季の戦いを検証してみたい。そこでプロ野球のデータ解析を専門とする(株)データスタジアムの矢野幸大氏に「強さの肝」をたずねたところ、こう返ってきた。

「戦力の充実はいうまでもありません。でも、一般的にソフトバンクというと大勝のイメージが強いと思いますが、今年は接戦での強さも際立っているんです」

その言葉を裏づける数字がある。まず、逆転勝ちの数だ。2位ロッテに大きく差をつけての36勝(9/16現在)は断然のリーグトップ。そこから落とし込み、1点差で負けている時のチーム得点圏打率に注目すると、これが通常の得点圏打率を大きく上回る、驚きのジャスト4割。この勝負強さが数々の逆転勝利を生んできたわけだ。

次に逆転負けの数にも注目したい。こちらも16敗はリーグ最少だが、そこへ重なってくるのが、やはりリーグトップの救援投手陣の防御率。今季の救援陣は、昨年のセーブ王・三瀬幸司が安定感を欠いたものの、そこは新ストッパーの馬原孝浩がカバー。さらに中継ぎの吉武真太郎、フェリシアーノ、佐藤 誠らの踏ん張りが目立った。

「そのままリードを守って勝つケースはもちろん、不利な展開の中で中継ぎ陣が踏ん張り、それがまた逆転勝利を呼ぶんです」

再び矢野氏の言葉だが、どちらのデータからも勝負どころを知る選手たちの強さ、投打の信頼関係の確かさが伝わってくる。相手チームとすれば、少々のリードを奪っていても落ち着かず、逆に1点でもリードを許していれば、追い詰められた気分になるということ。たまらないはずだ。

そんな強さを秘めたソフトバンクが挑む再びのプレーオフ。特に終盤に表れるであろう“しぶとさ”に注目だ。

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