日本代表の「東欧遠征」

ラトビア戦、ウクライナ戦はカウンターに注意しろ!

2005.10.06 THU

FIFA(国際サッカー連盟)は月に1度、「世界ランキング」を発表している。9月に発表された順位では日本の16位に対し、ウクライナ39位、ラトビアは63位。このランキング、過去8年に遡り、各試合の勝敗、大会・試合の格付け、ホームかアウェーか、相手とのランク差、得失点差などから緻密にポイント制で計算されるとはいえ、結局はこなした試合数がものを言う。04年以降の試合数が39と多い日本は、試合数26のラトビア、18のウクライナに比べ有利となる。

ラトビアは04年に初めて欧州選手権に出場した新興国。本戦こそ3連敗で姿を消したが、奮闘ぶりが鮮烈な印象を残した。傑出したタレントはいないが、結束力がチーム力を引き上げている。ウクライナは欧州予選で最も早くドイツW杯出場を決め、本番でも旋風が期待されている。戦い方はいたってシンプル。04年欧州最優秀選手のシェフチェンコを軸に、堅守速攻をどこよりも貫く。だが、彼にマークが集中するため、ボロニンとボロベイの「ボロボロ・コンビ」がおいしくゴールをさらう場面が目立っている。シェフチェンコは今回出場しない可能性もあるが、直線一気のカウンター攻撃の切れ味は変わらないだろう。

両チームとも、実力はランキング20位前後と見るのが妥当か。W杯を想定するなら、ラトビアには勝ち点3が必須。ウクライナは1次リーグ突破を争うライバルと言えるので最低でも引き分けたい。一貫したカウンター戦術を掲げる両チーム。今回の東欧遠征のポイントは日本がボールを「持たされる」なか、相手が繰り出してくるカウンターにどう対処するか。簡単にこれを許すようだと、本番でも苦戦は免れない。

Jリーグオールスター戦の影響で今回の遠征は国内主力組を欠いての参戦となる。W杯本番直前まで、国内組と海外組を融合させた「ベストチーム」がなかなか組めない状況の中で、主力組以外のDF陣、特に初選出の箕輪義信の奮起に期待したい。

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