新体操・イオンカップが開幕間近

将来の世界トップも夢ではない!?新体操の若きヒロイン候補たち

2005.10.06 THU

新体操の世界クラブ選手権「イオンカップ」が10月28日から3日間、東京体育館で行われる。イオンカップは世界トップレベルの選手の演技を日本で見られる貴重な大会だが、今年はあえて日本人選手に注目したい。というのも、今、日本の新体操界から新たな時代の胎動が感じられるからだ。その兆候が顕著に表れたのが8月に行われた全日本新体操クラブ選手権。結果はイオンの圧勝だったが、2位にNPOぎふ新体操クラブ、3位に山形RGと地方クラブの躍進が目立ったのである。

「全日本新体操クラブ選手権は予選を行わず、加盟団体であれば大会に参加できるため、多くの選手が全国大会の経験を積むことができます。また、ここ数年、要望のあった地域では世界レベルの指導者によるセミナーを積極的に行ってきました。そういった効果が出てきているのではないでしょうか」(日本新体操連盟・池田氏)

さらに目立つのが若手選手の台頭だ。昨年のイオンカップで当時中2の穴久保璃子(イオン)がジュニア個人総合4位に入って話題を呼んだが、そのほかにも舛中はるな(NPOぎふ新体操クラブ)、寺澤由真(町田RG)など好素材が目白押し。そんな現在の若手たちは、技術面もさることながら、それ以上に今までの日本人選手にはない可能性を秘めている。

「過去の選手に比べ、身長や四肢の長さなど、外国人選手にも引けを取らない身体的要素を持つ選手が多い」(池田氏)

彼女たちが順調に技術、芸術性を磨いていけば、将来、世界レベルの選手に成長することも夢ではない。これまでの日本新体操界は、少数の実力者ばかりが活躍する「女王時代」が続いていた。しかし、地方クラブの活性化と若手選手たちの激しい競争によって「女王時代」は終焉を迎えつつある。今年のイオンカップは世界的にもアテネ五輪後の新体操界を占う大会といえるが、将来のヒロインが躍動する日本勢の演技もぜひ、お見逃しなく。

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