ロッテ、31年越しの悲願の行方は?

プレーオフを制するのは福岡ソフトバンクか千葉ロッテか!?

2005.10.13 THU


球団で最も優勝から遠ざかっているチーム」。千葉ロッテが、その汚名を返上するときが目前に迫った。パ・リーグの年間チャンピオンを決する、プレーオフ第2ステージ。待ち受けるは、3年連続レギュラーシーズン1位を誇る福岡ソフトバンク。王監督が、「私が指揮を取った11年間で、投打のバランスが一番良い」と自負する最強の布陣だ。昨年、同ステージで西武に敗れ、日本シリーズに進出できなかった雪辱にも燃えている。突破すべき壁は高く、厚い。

しかし、ロッテナインに臆する様相は見られない。今年の対戦成績は10勝10敗と全くの互角。第1ステージでも、昨年の王者・西武を相手に2対1、3対1と接戦をものにして2連勝。つなぐ野球で少ないチャンスを確実に生かして守りきる。シーズン中どおりの試合運びで勝ち上がってきた。

この1年間、球団が、選手が、OBが、ファンが心を一つに、“本気”で31年ぶりの優勝を目指してきた。球場はボールパークへと変貌を遂げ、毎試合イベントを開催。多くのファンを引き付けた。球界の名物となった応援団の統率の取れた熱い声援は、確実にチームの快進撃を後押しした。千葉ロッテの挑戦は、「改革元年」と銘打った今年のプロ野球界の最大の象徴でもあった。

とかく短期決戦においては、実績や経験の豊富な方に分があるといわれる。だが、最後の最後に勝敗を分かつのは、勝利への執念の深さだ。プロ野球記録の18連敗(98年)、開幕から11連敗(02年)など思えばここ数年、話題になるのは不名誉な記録ばかりだった。それでも、「いつかきっと」と信じ続けたファンの思い。勝ちに飢えてきた選手たちの意地が、強大な若鷹軍団のチーム力を上回るパワーになるかもしれない。

福岡に乗り込む前、バレンタイン監督はファンに約束した。「2週間後、必ず千葉マリンスタジアムに戻ってくる」と。パ・リーグを制し、日本シリーズを勝ち抜き、12球団一の応援団を、今年こそ“日本一のチームの応援団”にするために。

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト