クラブ世界一決定戦への布石となるか!?

プロ野球アジア選手権、初開催果たして成功するのか?

2005.10.27 THU

野球のアジアクラブチャンピオンを決定する「KONAMI CUPアジアシリーズ2005」が11月10日から13日まで東京ドームで開催される。日本、韓国、台湾、中国のプロリーグの優勝チームが出場。総当たり戦を行い、上位1、2位による決勝戦で初代アジアクラブチャンピオンを決定する。ただし、プロリーグ発足4年目と発展途上の中国に限り、五輪選抜チームが出場する。

ことあるごとにワールドシリーズチャンピオンと日本シリーズ優勝チームを戦わせ、真の野球世界一を、と提案してきた日本プロ野球界。今回の「アジアシリーズ」は半歩後退したイメージではあるが「将来的なクラブ世界一決定戦の実現」という目標への第一歩としては悪くないだろう。

気になるのは日本と対戦する3カ国の実力だが、選抜チームを送り込む中国は日本の大学・社会人レベル。台湾は、古くは郭泰源など好投手を輩出してきたが、状況判断が甘いなどチームプレーが今一つ。韓国はシーズン本塁打のアジア記録を更新したイ・スンヨプ(ロッテ)のようなパワフルな野球が特徴。日本同様メジャーに大量の選手を送り込んでいるが、それだけプレースタイルもメジャーに近いということか。いずれにせよ日本の最大のライバルだ。

しかし、史上初のアジアチャンピオンを決める華々しい大会であるにもかかわらず、今一つ盛り上がりが伝わってこない。主催者側はあくまでも「公式戦」と位置づけ、真剣勝負を強調しているが、日本はアジアの盟主という意識が強いためか、どこか親善試合の印象は否めない。逆に韓国、台湾にしても、今さら日本に勝ってアジア王者になったからといって“快挙”ともてはやされることはないだろう。となると、この手の大会の持つ意味は、やはりクラブ世界一決定戦への布石。各国代表が国の威信を賭け、真剣勝負を見せてくれるようになれば、自ずと“世界戦”への道も開けるはずだ。それまで気長に待ちたいし、続いてくれることを祈るばかりだ。

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