J1、いよいよクライマックス!

初優勝を狙うガンバ大阪強さは秘密はどこにある?

2005.11.02 WED

関西を盛り上げているプロスポーツは阪神だけじゃない! サッカー界ではガンバ大阪が、悲願のJ1初優勝へバク進している。

ここまでチームを牽引してきたのは、リーグトップの30得点(27節終了時・データは以下同)を叩き出しているアラウージョと、日本人最多の16ゴールを記録している大黒将志だ。2トップの合計得点46は、鹿島と浦和を除くJ1の15チームの総得点を上回る(!)のである。

2トップを支えるタレントも多彩だ。代表の常連でもあるボランチ遠藤保仁と、下部組織で稲本潤一と同期だった橋本英郎は、やや後方の位置から攻撃を構築する。ユース時代から大黒とコンビを組む二川孝広、161cmの小さな体に才能を詰め込んだフェルナンジーニョは、より前線に近いゾーンで攻撃の仕上げをする。

どこからでも2トップにパスが入るから、対戦相手はマークを絞り込めないのだ。4人のMFの得点力も高い。2人の外国人に大黒を加えた『いてまえトライアングル』が注目を集めるが、ガンバの本当の強さは『トライアングル+3』の攻撃力にある。

躍進を支える要因がもうひとつある。カードの少なさだ。警告31回、退場者ゼロはいずれもリーグ最少タイで、累積警告などによる選手の出場停止は、わずか3回しかない。

優勝を争う鹿島アントラーズが17回、浦和レッズが13回も出場停止処分を受けていることを考えると、これは特筆すべき数字である。他チームよりも圧倒的に高い確率で、べストメンバーを編成できているわけだ。爆発力はあったが安定感に欠けていた、昨年までとの違いがここにある。

気になるのは終盤の失点が多いことか。75分以降に与えている16失点は、リーグ最多だ。「2点取られても3点取る」サッカーはファンを引きつけるが、1‐0や2‐1で逃げ切るロースコアの勝利もほしい。昨季から引きずってきた悪癖の解消が、初タイトルへの最後の条件となる。

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