前人未到の7連覇を狙う朝青龍のルーツ

モンゴル相撲はどんなルール?実際にやってみました!!

2005.11.10 THU

いよいよ11月13日から大相撲九州場所が始まる。なんといっても今場所きっての見どころは、朝青龍が前人未到の7連覇を果たせるか、であろう。土俵外でのやんちゃすぎる発言、振る舞いから角界きってのヒールと目されているが、その強さはもはや万人が認めるところ。出自がモンゴル国ということもあり、モンゴル相撲が彼の格闘技者としてのルーツであることは間違いない。

 さて、それではモンゴル相撲とはいかなるものか。まず、その奇抜な衣装(って外人から見たら、日本相撲の髷にまわしにしてもオリエンタルゥって感じでしょうが)に目を奪われるが、あの上着は柔道の胴着のようにつかんで投げることを前提としたもの。そして日本相撲との最も大きな違いは土俵が存在しないことである。

このルールから朝青龍がいかにして日本相撲の強さに昇華させたか、を直接聞きたかったのだが時間的な制約もありNG。これはもう体験するしかないだろう、とモンゴル・ブフ(相撲)・クラブ主催のモンゴル相撲大会に参加してきました! で、実際に体験してみると、寝技のない柔道といった印象が強い。達人同士の試合では、30分以上試合が長引くこともあるそうだ。モンゴル・ブフ・クラブ発足人のバー・ボルドー氏はこう語る。

「土俵がなく決着がつきにくいということで粘り強さやスタミナは培われるでしょうね。それに自由に動き回れるので、変化に対応するためスピード、判断力も要求されます。朝青龍は、勝負が決まっているのに攻撃を続けたりするでしょう。あれはモンゴル相撲では土壇場での返し技が多いので、完膚なきまで決着をつけたがるんですよ。彼の勝負にかける執念は凄いです」

なるほど。力士としては軽量なため、威圧感を与えているのかと思っていたが、そういう理由もあるわけだ。朝青龍は地元モンゴルでは国民的英雄のようで、国の威信がかかっているという誇りも彼の強さの秘密なのかもしれません。

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