プロ野球、社会人・大学生ドラフト目前

四国アイランドリーグ終了!ドラフト指名選手は生まれるか?

2005.11.17 THU

「認知度、関心度という面から四国アイランドリーグというブランドは作れたと思う」

昨秋、国内初の独立リーグとして誕生した四国アイランドリーグの石毛宏典代表はこう1年を振り返った。リーグ発足を表明したのが昨年の9月30日で、各チーム(高知、徳島、香川、愛媛)への選手の振り分けが決まったのが開幕1カ月前の今年3月25日。まさに想いひとつで駆け抜けた印象だが、当然、多くの課題も見つかった。

今後の運営を考えればやはり一番は集客面。今季の入場者は19万1194人(180試合)で1試合平均では1062人。当初目標の800人は上回ったものの、無料チケットの配布も多く有料入場者数は4割程度。石毛代表は「1年目は見てもらうことが大事だった」と振り返ったが収支は赤字だ。そこで、事務局・広報担当の田口哲之氏は「今年はとにかく運営が精一杯で観客動員の面まで手が回らなかった。来季はよりファンサービスを充実させたい」と話す。ただ、やはりファンを呼ぶ一番の近道は選手のレベルアップ。その点でシーズン終盤を観戦したNPBやメジャーのスカウトの口から「開幕当初とは見違えた」との声が漏れたというのは明るい材料だ。元プロからの連日の指導、観客の前でのプレーも選手の成長を早めたはず。シーズン中に契約を解除される選手が出るなど完全実力社会の中で内面も大いに磨かれたことだろう。

そんなリーグにとって今、最大の関心事が18日の社会人・大学生ドラフト。リーグ設立の目的が「NPB入り選手の輩出」である以上、初年度とはいえ指名結果は、当然リーグの評価にも結び付けられてくる。そこで気になる候補選手は、社会人時代にも指名寸前だったというリーグ最多勝の伊藤秀範(23歳・香川)、150km/hを投げ込む奪三振王の西山道隆(25歳・愛媛)の両右腕を筆頭に、どうやら6名。果たして「おらが町」から夢の舞台へ巣立つ選手は現れるのか。アイランドリーグの今後を占う意味でも注目の1日となる。

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