井口が日本人野手初の世界一に!

日本人メジャーリーガー今年の主役は井口! 来年は?

2005.11.24 THU

デビューから5年連続200本安打のメジャー記録を更新したイチロー選手や、そのイチローを超える推定61億円の日本人選手史上最高額で、ヤンキースと4年間の再契約を結んだ松井秀喜選手でさえも手中にしていない最高の栄誉。ホワイトソックスの井口資仁選手が、メジャー1年目で日本人野手では初めて、ワールドチャンピオンの称号をつかんだ。チームにとっては88年ぶりの世界制覇だけに、本人は「たまたまですよ」と謙そんしたが、ダイエー時代の昨年は一度も入ったことがない2番への抜擢に応えるため、慣れないバントの練習に時間を費やし、ギーエン監督が遂行したスモール・ベースボールの象徴である「つなぎ役」に徹してきた、井口自身の努力の賜物に違いはない。

来年以降で最も注目されるのが、日本人捕手初のメジャーリーガーとなることがほぼ確実な福岡ソフトバンクの城島健司捕手だ。「正捕手の座を確約してくれる球団」を第一条件に挙げたが、本命と目されたマリナーズをはじめメッツ、ヤンキース、パドレスといった複数の球団が興味を示すなど、かなりの高評価。メッツのミナヤGMが「城島の英語力をテストしたい」と言ったように、投手とのコミュニケーション力がメジャーでの成功のカギになるだろう。

一方、FA権取得まで3年を残す西武の松坂大輔投手は、球団の了承を得ることが第一関門。実力はもとよりコンディションが重要視されるメジャーのスカウト事情。エースの宿命ゆえ常に先発完投を期待され人一倍、肩やヒジを使い込んできた松坂が、「1年でも早く」と切望する気持ちは理解に難くない。そのほか、ヤクルトの石井弘寿投手や横浜の斎藤隆投手らもメジャー移籍を希望。日本復帰も視野に入れる木田優夫投手(マリナーズ)、石井一久投手(メッツ)、中村紀洋選手(ドジャース)らの動向も気になる。レッドソックスの3Aなどでプレーしたデニー友利投手は、中日入りが決定した。日米で展開される選手争奪戦は、これから山場を迎える。

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