チーム改革を担う新監督たちの挑戦

セ・リーグに誕生する3人の40代若手監督の手腕に注目!

2005.12.08 THU

来シーズンのプロ野球界では、5人の新監督が誕生する。オリックス・中村勝広監督、東北楽天・野村克也監督の両ベテラン指揮官が着任したパ・リーグに対して、セ・リーグはヤクルトの古田敦也監督、読売の原 辰徳監督、広島のマーティー・ブラウン監督がともに40代と、若々しい顔ぶれがそろった。Bクラスからの再生にかける3チームに、ふさわしい人選といえるだろう。

新監督たちは秋季キャンプで早速、それぞれの指導スタイルを披露。広島のキャンプといえば12球団一の練習量で有名だが、ブラウン監督の「量より質を重視」の方針で一変。練習時間は例年の約3分の2に短縮、全選手に1年を通しての筋力トレーニングを義務づけた。練習試合では、盗塁や進塁打をからめた緻密な攻撃で西武に連勝するなど、着々と“ブラウン流”が浸透。来年のカープ野球は、見どころが多そうだ。

3年ぶりに現場に復帰した原監督は、再び「ジャイアンツ愛」でチームを引っ張る。全員が一丸となって、チームバッティングやチームランニングなど、チームの勝利につながるプレーに徹する精神だ。一発攻勢頼りだった打線からの脱却、投手陣の立て直しを軸に機動力野球への変換を図っていく。秋季キャンプでは、主軸打者にもバント練習を課した。果たして、原・巨人はどこまで生まれ変われるのか? 楽しみだ。

南海時代の野村監督以来、29年ぶりのプレーイングマネジャーに就任した古田監督。監督業と選手業の両立に注目が集まるなか、最初に口にした目標は「神宮球場を満員にすること」だった。IT関連会社と手を組んだ球団改革チーム「Fプロジェクト」を自ら結成。ファンが球場に足を運びやすい環境を提供していく。その一方で、キャッチャーとしても「全試合、出るつもり」というから、本当に頭が下がります…。

今年は実力、盛り上がりともパ・リーグに水をあけられた感のあるセ・リーグ。若い新監督たちが明るい話題をどんどん提供してくれることを期待したい。

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