T・ウッズの年金受給額は200億円超!

米国の一流プロは老後も安心日本とは違う手厚い年金事情

2005.12.08 THU

今オフも城島健司(福岡ソフトバンク)、井川 慶(阪神)といった日本球界のスターたちがメジャー挑戦を表明した。女子プロゴルフのアイドル・宮里 藍も来年は米国ツアーに参戦することになりそうだ。彼らがアメリカでの戦いを決断する第一の理由は、より高いレベルで自分の力を試したいというトップアスリートとしての本能的欲求だろう。が、報酬の大きさも頭にあるはずだ。プロスポーツ選手の価値は獲得した報酬額で判断される。プロとしてより大きな存在になるためには、競争は厳しいが、勝ち抜けば多くの報酬が得られるアメリカに行った方がいいと考えるのも分かる。松井秀喜がヤンキースと更新した契約は4年で約60億円。年俸にすれば15億円だ。今年の日本の最高年俸は5億4000万円(元巨人のローズ)。松井が日本にいたら、どんなに活躍しても15億は不可能な数字だろう。

年俸だけではない。アメリカでは一定期間、第一線で働いた選手は老後の面倒もしっかり見てくれる。MLBでは、10年間在籍すると年間約1800万円の年金受給資格が得られる(受給は60歳から)。日本は同じ10年在籍で年間約110万円(受給は55歳から)だから、ケタが違う。

だが、MLBで驚いていてはいけない。プロゴルフPGAツアーに参戦する選手は、賞金獲得ランク30位以内(賞金2億円前後)の位置に5年いると、もらえる年金の総額は20億円を超えるのだ。タイガー・ウッズなどは、受け取れる年金総額は200億円を超えているらしい。これだけ手厚い年金制度が維持できるのは、USPGA(全米プロゴルフ協会)が、TV番組放送権料や制作したDVDの版権などを一括管理し、年金資金にまわしているからだ。選手は財産であり、気分よく良いプレーをしてもらうことでツアーの人気は維持でき、組織も潤う。そんな発想があるから、成り立っている制度なのだ。スポーツビジネスには一日の長があるアメリカに、日本が見習うべき点は多々あるのでは?

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