大晦日の「PRIDE」大一番は流血必至!?

吉田秀彦VS小川直也は本気で険悪ムードの一戦だ!

2005.12.15 THU

「まあ、仕事ですから」。吉田秀彦は小川直也との一戦を決めた理由をそう語った。対する小川も吉田の印象を聞かれて、そっけなくこう答える。「いや、特にないです」。

年末の格闘技大会『PRIDE男祭り―頂』で戦うことが決まった両者。その記者会見はこんな言葉が飛び交う異様な空気の中で進行していった。一言で言えば険悪。

だが、両者の確執をよく知らない人間は、「作りすぎじゃない? もとは柔道界で汗を流し合った同士なんだからさ」と見える様子。なので改めて断言したい。この二人の仲はかなり悪いです、と。

そもそも二人は明治大学柔道部の先輩(小川)後輩(吉田)。当時から二人の仲の悪さは有名で、小川のあまりに理不尽なシゴキに一度吉田はキレたこともあるという。この辺りが犬猿の仲と言われる由縁。だが、これで済んでいたなら単にウマが合わない二人で終わっていたはず。運命は両者をことさら対決に導くから不思議だ。

まずはバルセロナ五輪。吉田は金メダルに輝いて一躍注目され、日本柔道界の期待を担った小川は銀メダルに終わってマスコミから叩かれる。94年の全日本柔道選手権では直接対決し、小兵の吉田が小川に判定勝ち。小川の全日本6連覇の夢を砕く。その後、明大柔道部の新監督に小川が推されると、彼は突如プロレスへと転向し、代わりに吉田が選手兼監督というキツイ二足のわらじを履くハメになる。行く手を阻み合うのが宿命のような二人。当然、互いの存在が目障りだったはずなのだ。

性格も、明るい吉田の周りには人が集まり、偏屈な小川は常に孤独。そんな対照的な二人が何の因果か同じプロの道に進んだ以上、ぶつかるのは必然だったのである。

今では「個人的に楽しみだね」と言いながら打撃の猛特訓中の両者。年末の試合は、柔道技を脇におき壮烈な殴り合いになる雰囲気。気の弱い方は気をつけて見たほうがよろしいかと一言忠告したくなるほど危険な戦いになりそうだ。

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