大相撲・初場所&06年角界プレビュー

朝青龍を止める日本人は“稀勢の里世代”か!?

2006.01.05 THU

前人未到の7連覇、史上初の年6場所完全制覇、年間最多勝の記録更新。昨年はまさに“朝青龍イヤー”。「ケガさえなければ10連覇はいくだろう」と北の湖理事長も絶賛するほどで、モンゴル出身の最強横綱が築いた牙城は、そう簡単には崩れない。

誰が連覇に歯止めをかけるのか―。一番手は、昨年、わずか6敗しかしていない朝青龍に、2度も土を付けた新大関の琴欧州だ。今や日本で最も有名なブルガリア人となった超新星は、次なる目標である悲願の初優勝を見据えている。

関脇以下を見てみても、幕内上位には、三役の白鵬と旭天鵬をはじめ、時天空、露鵬、黒海、白露山、安馬、朝赤龍など、活きのいい外国出身力士たちがひしめき合っている。ついに日本の国技は、風前の灯を迎えてしまったのだろうか。

今こそ日本人力士の奮起を待ち望みたいが、延命が精いっぱいの既存の大関陣に多くは望めない。そこで期待したいのが19歳のたたき上げ、日本人唯一のホープともいえる稀勢の里だ。先場所は琴欧州を完璧な相撲で破ったものの、横綱初挑戦は、「立ち合いがまだまだっすね」と格の違いを見せつけられ完敗。初の上位で勝ち越しどころか大敗してしまっただけに、今場所の出直しに懸ける気持ちは強い。

ちなみにプロ野球界の“松坂世代”同様、実は今、相撲界でも稀勢の里と同学年の世代がにわかに注目を浴びている。高校タイトル11冠を引っ提げて角界入りした澤井は、先場所幕下優勝し、入門後1年で早くも関取リーチ。その最大のライバル、影山も負けじと三段目で優勝を果たし、今場所はいよいよ関取昇進が視野に入ってきた。小中学校時代は澤井と同じ道場で切磋琢磨し、スケールの大きさではその上を行く『勢』(力士名です)も、幕下目前。

これ以外にも、この世代には逸材が目白押し。彼ら“稀勢の里世代”が中心となった日本人力士の逆襲が始まるのも、そう遠くはないだろう。

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト