トリノ五輪のオススメ注目競技

別名「氷上のチェス」カーリングは壮絶な頭脳戦だ!

2006.01.19 THU

あー、アレでしょ、氷の上をブラシで掃くヤツ!」誰もが競技の存在は知っているのに中身はわからない。カーリングはそんなスポーツのように思える。だからこそ! トリノ五輪では「カーリングを語れる男」になってみてはいかがだろう? カーリングは「氷上のチェス」とも呼ばれるほど知的なスポーツ。とりあえず試合を楽しめるポイントだけをかいつまんで紹介しよう。

まずは試合の進行。カーリングは1チーム4人で重さ約20kgのストーンをハウス(的のようなサークル)へめがけ、相手チームと先攻・後攻を決め一投ずつ交互に投げて得点を競う。投げるのは1人2回。4人×2回=8投の2チーム分、計16投で1エンド。基本的に10エンドでゲーム終了。各エンドの得点を合計して勝敗が決まる。

得点はエンドが終了した時のハウスの状態で決まる。まず得点するには「得点権」が必要だ。得点権はエンド終了時点でハウスの中心に最も近いストーンのチームに与えられ、その時点でまず1点。以後、次に近いストーンがまた自軍ならば2点、相手ならば1点止まりである。ポイントは得点権を得られなかったチームは必ず0点になるということ。たとえば図1なら白2点で黒0点だ。このルールは結果的に後攻の圧倒的優位を生む。なぜなら中心近くの相手ストーンを最後のストーンで押し出すなどして、形勢を一気に逆転させることもできるからだ(図2・3)。これに対して先攻側も防御的なストーンをあらかじめ投げておくなど先を読む。このへんが「氷上のチェス」と呼ばれる理由である。ちなみに1エンド以降は前エンドで得点したチームが先攻。ハウスに1つもストーンがない場合は次エンドも同じ順番。先攻・後攻の奪い合いも重要だ。「五輪レベルの選手はミスが極めて少ない。投げたストーンの意味を自分なりに考えながら見ると面白いでしょう」(東京都カーリング協会・倉本憲男氏)

どうでしょう? トリノ五輪の楽しみが増えた気がしません?

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