日本初のアジアリーグを知っているか?

実力強化を目標に中韓とつないだアイスホッケーの絆

2006.03.16 THU

3月18日からアジアリーグアイスホッケーのチャンピオンを決定するプレーオフ・ファイナルが開幕する。「えっ、日本リーグじゃないの?」と思う人も多いだろう。アイスホッケーは03年から日本リーグを発展的に解消。現在は韓国、中国のチームが参加してのアジアリーグとして活動を行っている。かつては6つの実業団チームで開催していた日本アイスホッケーリーグも、バブル崩壊後の不況のあおりを受けるなどで02~03年シーズン終了時には王子製紙、コクド、日本製紙、日光神戸アイスバックスの4チームに。そこで03年2月に青森アジア冬季大会が開催された折に中国、韓国と話し合い「ナショナルチームの強化、アジア代表の冬季五輪出場」を合言葉に、中韓のチームが参加しての新リーグ結成が決定した。

かくして03年秋、史上初のアジアリーグが誕生したわけだが、今季は韓国からアニャンハルラ、カンウォンランド、中国からハルビン、チチハル、ノルディックバイキングスが参加。日本の4チームを加えた9チームで、ホーム&アウェー4回戦総当たり戦のリーグ戦を行っている。しかし、中韓チームと日本4チームの力の差は歴然。

「日本勢が必ず勝つ日中、日韓戦は集客も悪い。両国チームのレベルアップが課題です」(アジアリーグアイスホッケー広報担当・郷渡直樹氏)。となると日本初のアジアリーグも、チーム消滅の穴埋めをしただけ、と揶揄する向きもあるだろうが、郷渡氏は「そうは見られたくないですね。事実アニャンハルラは確実にレベルアップしています」と力説する。今季アニャンハルラは日本製紙に次ぐリーグ2位でプレーオフに進出。以前は一つも勝てなかった中国勢も、年に数回勝てる試合が出てきたそうだ。

徐々にではあるが成功へと前進する日本初のアジアリーグ。プロ野球でもアジアリーグ導入の動きはあるが、先駆者としてのアドバイスは?「なぜアジアへ拡大するのか。目標を持つことです」(郷渡氏)。ファイナルの盛り上がりに期待だ。

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