春を告げるセンバツ高校野球が開幕

“王者”駒大苫小牧が辞退!混戦のセンバツは投手に注目

2006.03.23 THU

“駒苫”出場辞退で様相が一変したセンバツ大会が開幕。主役は消えたが注目選手はまだまだいる。今回のセンバツの特徴のひとつは、下級生の時に全国舞台で活躍した選手が順調に成長し甲子園へ戻ってきていること。その筆頭が昨夏優勝投手でプロ数球団が早くもドラフト1位指名を口にする駒大苫小牧の怪物・田中将大(3年)だったわけだが、ここではそこへ続く3投手を紹介する。

まずは一昨年の夏、1年生ながらPL学園(大阪)のエースとして甲子園のマウンドへ立った「桑田二世」こと前田健太(3年)。昨夏は予選で大阪桐蔭の辻内崇伸(巨人)、平田良介(中日)の怪物コンビに敗れたが、右ヒジに死球を受ける中盤までは「あわや」の快投。将来は藤川(阪神)タイプと思わせるキレ味十分のストレートとタテ割れのカーブにプロの評価も高い。

 2人目は昨夏の甲子園準優勝投手、京都外大西(京都)の本田拓人(2年)。1年生としては荒木大輔(早実)以来の甲子園5勝を挙げた右腕はまだ2年生。中学時代の控え投手が高校入学後の数カ月で激変。球種は少ないが、ストレートに最大30km/hの緩急をつけるなどクレバーさが光る。

関西(岡山)のダース・ロマーシュ・匡(3年)は、インド人の父と日本人の母を持つ190cm右腕。長身に加え、長い、長いリーチが生み出す角度が最大の武器。昨夏の甲子園では終盤の6点リードを逆転される“まさか”で敗れたが、そこから秋の岡山大会、中国大会で優勝。さらに神宮大会準優勝まで飾り甲子園へ戻ってきた。

この3人はいずれも秋以降「打倒・駒苫」「打倒・田中」に燃えてきた面々。前田は関西出身の田中と中学時代に何度も対戦しており、当時は前田の評価が上だった。本田には昨夏の決勝、ダースには神宮大会の決勝で敗れた“借り”がある。残念ながら今回の対決は流れてしまったが、夏に田中へ挑戦するためにも彼らにとっては負けられない春。果たして、挑戦権を得るのはどの右腕か。

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