ドイツW杯・豪州戦は監督対決にも注目

W杯4強監督ヒディンクにジーコ・ジャパンは勝てるか

2006.04.06 THU

WBCの次は、いよいよサッカーのワールドカップだ。オーストラリアとの第1戦は6月12日。約2カ月後に迫ってきた。

オーストラリアの世界ランキング(3月現在)は、出場32カ国中28位。日本のグループFでは最下位だ。しかもW杯は32年ぶり。それでも、彼らを侮ってはいけない。

代表選手のほとんど全員がイングランドやオランダなどの欧州でプレーしており、国内組は本当にごく少数。スタメンは全員が欧州組になる。MFキューウェルやFWビドゥカらは、中田や中村以上に名の通った国際的な選手。激戦の欧州予選に参加しても、強豪と伍して戦えるだろう。

チームの評価をさらに高めているのが、監督の存在だ。昨年9月からあのヒディンクがチームを率いているのだ。母国オランダと韓国の監督として、2大会連続で世界の4強入りを果たした名伯楽である。今回はオランダの名門クラブPSVとの掛け持ち(!)で代表監督を務めている。

そのベンチワークは、韓国代表監督当時と同様に大胆。昨秋のウルグアイとのW杯予選プレーオフでも、常に先手をとる采配で前評判を覆した。昨年6月のコンフェデ杯ではいいところなく敗れたオーストラリアだが、「ヒディンクが来て変わった」とジーコ監督も認めている。監督としての経験値や采配の多彩さでは、残念ながらヒディンクに軍配が上がる。

しかし『ジーコ』という名前が、日本人が思っている以上にブランド力が高いのも事実だ。日本では監督経験のなさを不安視されるジーコだが、海外では3度のW杯に出場した豊富なキャリアを評価されている。「あのジーコが4年間かけて作ったチーム=日本は強い」という図式で判断する外国の関係者は、意外なほど多いのだ。

ジーコ監督が「勝たなければいけない。決勝戦のようだ」という試合のポイントは、先取点をあげられるかどうか。W杯初体験の相手選手が落ち着く前に、なんとかして先制ゴールを奪いたい。

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