近年まれに見る混戦状態に突入!?

F1GP序盤戦から読む今シーズンの戦力図

2006.04.13 THU

今年のF1GPが開幕してから1カ月。バーレーン、マレーシア、オーストラリアという春の遠征3連戦を終え、そろそろ今シーズンの“戦力図”が見え始めてきた。

まず、なんといっても印象的なのはディフェンディングチャンピオン、ルノーの強さだろう。開幕戦でフェルナンド・アロンソ、次のセパンではジャンカルロ・フィジケラ、そしてメルボルンでは再びアロンソと、ここまで3連勝! どのレースも「すべてが完璧に進んだ」ワケじゃないのに、最後はキチンとトップでチェッカーフラッグを受けているあたりに底力を感じさせる。

一方、冬のテストで「打倒ルノーの最有力候補」と目されていたホンダは、小さなトラブルに足を引っ張られたり、レース中のペースでわずかにライバルに及ばなかったり…。開幕前に、出遅れが心配されていたマクラーレンにも優位を許している。シーズン序盤から優勝争いを期待していたファンにとっては残念な状況だが、深刻な不振に見舞われた去年とは違い、今年のホンダがトップ集団の一角を占めていることは間違いない。ヨーロッパラウンドでの追い上げに期待したい。そんなワケで現時点ではルノーを筆頭にマクラーレン、ホンダ、フェラーリが第1集団を形成。それを僅差でウイリアムズ、BMW、メルボルンで3位入賞のトヨタ、そしてレッドブルの第2集団が追う展開か? 状況次第で7~8チームに入賞のチャンスがある(独走のルノーを除けば)というのは、ここ数年になかった実力伯仲の混戦状態といえるだろう。

ちなみに、注目のスーパー・アグリF1も佐藤琢磨が開幕から3戦連続完走を果たし、オーストラリアでは12位、チームメイトの井出有治も初完走と“予想外”の大健闘。4年落ちのシャシーでは当面、最下位からの脱出は難しそうだが、今は高い信頼性を生かして実戦という名のテストで経験値を上げている段階。本当の意味でのシーズン開幕は、6月以降ともいわれる新車完成を待つ必要がありそうだ。

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