苦戦続きの先に光明が差し始めた!?

米女子ツアー1年目の宮里 藍待望の初優勝はもう近い?

2006.05.18 THU

米女子ツアーの序盤5試合中、最高24位と苦戦が続いた宮里 藍。でも、この厳しい戦いは決して想定外じゃなかった。米国内外への転戦、速くて複雑な傾斜のグリーンや粘る洋芝、飛距離のハンディ(平均飛距離258・1ヤード=49位タイ)が、宮里へ容赦ない試練を与える。次から次へと出てくるツワモノたちが上位進出の行く手を阻む――。

さすがの藍ちゃんも高いハードルを前に参ったかと思えば、どっこい、そうでもなかった。試合後の「確実に前進していると感じる」との前向きなコメントは、単なる強がりではない。その証拠に、6戦目の「LPGA武富士クラシック」では6位タイフィニッシュ。最終日の8バーディ&66、通算11アンダーと、米ツアーの自己ベストを更新しまくった。そのヒミツは、硬く乾いたフェアウェイをボールがコロコロ転がり、飛距離が大幅に稼げたこと(平均287ヤード)、故郷・沖縄で何度も経験した風が吹いたことがある。続いて8戦目の「ギンクラブズ&リゾーツオープン」では、米ツアー初の優勝争いを演じて自己最高の5位タイ。惜しくもあと一歩のところで優勝を逃して悔し涙にくれたが、それって優勝が見えたことの裏返しじゃないだろうか。

5月11日現在、賞金ランキングは16位。来季のシード権もほぼ手中にした。上昇気流に乗った藍ちゃん。じゃあ、初優勝はいつになる? キーワードは「パット」と「距離」、それから「天の恵み」か。日本ではパットに定評があったけれど、米国では球足の伸びるグリーンに戸惑い気味。でも、場数を踏めば速いグリーンも攻略できると信じたい。距離については、ちょうどこの5月は短めのコースで試合が続くので、有利に働く可能性あり。そういえば、強風が名物の「全英女子オープン」(8月)の距離は中くらい。昨年、宮里は前年の予選落ちから11位とジャンプアップした。この春から夏にかけて、藍ちゃんの戦いぶりに注目してみてはどうでしょうか!?

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