今年のプロ野球は野手の新戦力が豊富

今年は野手の当たり年?続々と台頭するニューカマー

2006.05.25 THU

“銀ちゃん”の登場は序章にすぎなかったのか―。交流戦まっただ中のプロ野球。今年は若手新戦力の話題が豊富だ。冒頭でふれた西武の“銀ちゃん”こと炭谷銀仁朗が、高卒新人捕手としては51年ぶりに開幕戦先発出場を果たしたことを筆頭に、各チームとも見慣れない名前がメンバー表に並んでいる。特筆すべきは野手の活躍が目立つことだ。野手は育成に時間がかかるうえ、働き場が豊富な投手に比べ、各ポジションがレギュラーで固まっていることが多い。そういった意味で今年は珍しい年といえる。開幕から約2カ月。このへんで新顔たちをまとめてみよう(記録はすべて5月17日現在)。

巨人では2年目の亀井義行が開幕スタメンに名を連ねたが、その亀井が故障で戦線離脱したチャンスを生かしたのも若い矢野謙次。現在、矢野は打率.330とリーグ5位の成績をマークしている。セ・リーグでは他にも球団として37年ぶりに新人野手開幕スタメンを奪取した梵英心(広島)、ケガで2軍落ちしたWBC代表・多村の穴を埋め、打率3割をキープする吉村裕基(横浜)の活躍が目立つ。強肩の藤井淳志(中日)、俊足の飯原誉士(ヤクルト)も個性を生かして戦力となっている。

パ・リーグでも同僚・炭谷の陰に隠れながらも、開幕から快打を続けるGG佐藤(西武)、アマ時代から才能を高く評価されていた松田宣浩(ソフトバンク)が規定打席をクリアし、5本塁打の大松尚逸(ロッテ)も健闘中。西武は昨年の おかわり君 中村に続き、優れた育成と抜擢の力を今年も発揮している。

彼らが今後、クリアするべき課題は相手から研究された時の対処。新戦力ということで相手も今はまだ手探りで攻めてきている。すでに炭谷は調子を落として2軍降格してしまった。「壁」はどんな選手にも訪れる。それを乗り越えられるかどうかが一流選手の分かれ目だ。今後は勢いよく飛び出した新戦力たちが、壁にどう立ち向かうかが見どころである。

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