ジーコの采配は、クロアチア戦で冴えるか?

グループリーグ突破に黄信号…それでも僕たちは信じている!!

2006.06.15 THU


衝撃的な逆転負けだった。勝ち点3をつかみ損ねただけではない。チームの拠りどころを奪い取られてしまうようなゲームだった。終了間際のゴールで何度も奇跡的な勝利をつかんできたチームが、残り10分から逆転されたのである。そもそもこのチームは、逆転負けをした経験が少ない。6月18日の次戦までにメンタル面を立て直すのは、並大抵のことではない。グループリーグにおける初戦の重要性は、他ならぬ選手たちがもっともよく分かっているからだ。

前半26分に先制したところまでは良かった。ビハインドを背負ったオーストラリアが攻勢を仕掛けてくるのは想定内だったから、守備陣はよく持ちこたえていた。直前のテストマッチで懸念された自陣でのファウルも少なく、危険な位置から直接FKを与えることはなかった。残り10分、までは。

敗戦の直接的な原因は、ジーコ監督の采配ミスにある。後半途中から明らかな燃料切れに陥っていたチームを考えれば、もっと早いタイミングでの選手交代が求められた。3人目の投入がロスタイムでは遅すぎる。同点ゴールの被弾につながるミスをした川口を責めるのは、それまでに好守を連発していただけに酷だろう。

これで、グループリーグ突破には黄色信号が灯った。残り試合を少なくとも1勝1分けで乗り切らなければならないし、場合によっては2連勝しなければベスト16に届かない。ブラジル戦を残したなかでのこのハードルは、あまりにも高い。

クロアチア戦では、勝利が必須といえる。ポイントは今回同様、先制点だ。先制すれば相手は攻めてくる。自陣におびき寄せたなかでカウンターを放ち、2点目をあげ試合を決めたい。だが次戦も現地時間15時キックオフだけに、暑さの中、激しい消耗戦が予想される。ジーコが初戦の反省を生かした交代でゲームを動かせるのか、そして選手が最後まで戦い抜けるのか。初戦の残り10分で崩壊した勝利のシナリオを、今度こそ達成してもらいたい。

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