祝!『R25』2周年記念!!

クルーンを超える162km/hを打ち返す! 果たしてその結果は?

2006.07.06 THU

そこは北九州にある三萩野バッティングセンター。僕はバッティングマシンと対峙していた。球速は横浜ベイスターズのクルーン選手が持つ日本最速記録を1km/h上回る162km/hだ。ゆっくりアームが回転をはじめた。狙うはホームラン。そして…。

…なぜ一介のライターである僕が162km/hの剛速球をホームランしようとバットを構えているのか? 事の発端は、F編集長の何気ないひと言だ。「何か2周年ぽいことをやってきてよ」。そして、クルーン選手のボールを打つという企画が持ち上がり球団にオファーを出すが、案の定、取材NG。安堵するも、九州に日本最速のバッティングマシンがあることが判明し、冒頭のシーンとなるわけだ。

ボールが来る!と思った瞬間、ズドーンというすさまじい音とともに球は通過していた。大げさではなく、球がまったく見えない。どのコースに投げ込まれたのか速すぎてわからないのだ。脳裏に浮かぶ「無理」の二文字。野球経験がほとんどない、ど素人の僕には当たり前なのだが、職業柄か、男の意地なのか、ひたすら僕はバットを振っていた。たまにバットをかするが、打ち返すには至らない。

そこへひとりの助っ人が現れた。元プロ野球選手のカズ山本さんだ。実はカズさんは、ここで子どもたち相手に野球教室を開いている。それに合わせ訪問し、プロのアドバイスをもらおうという魂胆だった。
「ポイントは前。だから振り遅れるんだ」

気づくと、カズさんは降りしきる雨など気にせず、アドバイスをくれていた。そんな熱い姿勢に刺激されるように、僕は無心でバットを振った。すでに500球を打ち込み、棒のようになっていた腕に力が宿る。
「怖いかもしれないけど、踏み込め! そうすれば次の一歩が踏み出せるんだ」

結局、打球が前に飛ぶことはなかったが、ときには無謀な挑戦も必要だ。心地よい疲れとともに、そう心に刻む僕だった…(言い訳)。       

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