シンクロW杯27年ぶりに日本で開幕!

発展途上の日本シンクロ陣は女王ロシアにどこまで迫れる?

2006.09.14 THU

シンクロナイズドスイミングの国別対抗戦「FINAシンクロワールドカップ」が、今日から27 年ぶりに日本で開催される。シンクロのW杯と聞いてもピンとこないかもしれないが、シンクロの世界ではオリンピック、世界選手権と並ぶメジャー大会の一つ。各国選手たちのモチベーションもそれなりに高い。

注目はやはり五輪種目の「デュエット」と「チーム」だが、この2種目を中心に現時点ではロシア勢が圧倒的な強さを誇っている。かつては日本、ロシアとともに覇権を争っていたアメリカ、カナダは世代交代に失敗。日本も01年世界選手権優勝の立花美哉・武田美保組が、アテネ五輪を最後に引退すると世代交代期に突入。先の世界選手権では、鈴木絵美子・原田早穂組がメダルを死守するだけで精一杯だった。

そんなロシアの強さを支えるのが、選手同士の演技を合わせる同調だ。スローで見てもピタリと動きを合わせる技術は天下一品。日本をはじめとするライバルが、奇をてらったプログラムや高い芸術性をアピールしても全く寄せつけない強さを誇る。

それでも地元開催だけにメダルはもちろん、ロシアに肉迫したい日本勢は鈴木・原田組を中心に連日ハードなトレーニングを積んできた。課題はロシア並みの同調と選手間の距離を縮めること。シンクロでは距離が近くなればなるほどぶつかる可能性が高くなり、難易度も高くなるといわれている。昨年の世界選手権は、ただ伝統のメダルを守れ、といわれ「わけがわからないまま出場した」(鈴木)。しかし、今回はスペインに負けて3位になった悔しさを晴らしたい、と目標も明確になったという。精神的にもたくましくなり飛躍が期待される。

とはいえ、現時点でのロシアの強さはサッカーでいえばブラジル並み。まだまだ発展途上の日本勢が彼女らを蹴落とすには、もう少し時間が必要だが、もしかして2年後、鈴木・原田組が円熟度を増し、ロシアペアに衰えの兆しが見えれば、北京五輪での金も大いにあり得る。

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