メジャーで40本40盗塁の大記録達成!

「元広島」ソリアーノの知られざる日本時代とは?

2006.09.28 THU

イチローがメジャーで6年連続の200本安打を達成したその日、日本の野球ファンにもなじみの深いあるメジャーリーガーがもうひとつの偉業を達成したのを知っているだろうか。

その選手とは、数年前までヤンキース松井秀喜のチームメートとして知られ、また5年前のア・リーグ優勝決定シリーズで当時のマリナーズ佐々木からサヨナラ2ランを放った選手としても有名な、あのアルフォンソ・ソリアーノ。ソリアーノは今季、すでに史上最速で「通算200本塁打、200盗塁」をクリアしていたのだが、それに加えて、ボンズやAロッドなどの超一流選手しか成し遂げていない史上4人目の「シーズン40本塁打、40 盗塁」を達成。全米中でイチロー以上の話題になったという。

もっとも、このソリアーノの活躍には、日本の野球ファン、なかでも広島カープのファンは少し複雑な思いを抱いているかもしれない。ソリアーノといえば、もともと広島が所有するドミニカの野球スクール「カープ・アカデミー」でその才能を認められて広島に入団し、日本で数年間プレーしていた逆輸入のメジャーリーガーだからだ。

ソリアーノが広島に在籍していたのは96年から97年の2年間。ただし1軍出場は97 年のわずか9試合にすぎず、17打数2安打というパッとしない成績だった。しかも、ブンブン振り回すだけのバッティングスタイルのうえ(現在もそうだが)、当時は足も遅かったためにあだ名が「ロバ」だったという。そして、まったく活躍しないまま球団側と年俸額でもめて、98年に任意引退選手となって退団――。ところが、同じ年の9月にヤンキースと契約すると、その数年後にはリーグ屈指の強打の1番バッターとして大ブレイクしてしまうのである。

では、なぜ日本で活躍できなかったのか。プレースタイル、性格、年俸、その理由はいろいろあるはずだが、ソリアーノはいまもよくこう話しているという。「日本では野球の基本的なことをたくさん教わった。それは現在も僕の財産なんだ」。

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