女子フィギュアのGPシリーズ開幕

安藤美姫が初優勝ポスト荒川静香争いがし烈!

2006.11.09 THU



写真提供/Getty Images/AFLO
荒川静香の金メダルから早10カ月あまり、今年もフィギュアスケートのGPシリーズが開幕した。GPシリーズというのは、日本や米国など世界6カ国でおこなわれる大会で、シリーズ上位6選手が12月のGPファイナルに出場できるフィギュア界のメインイベントのひとつ。浅田真央が世界で注目されるようになったのも昨年のこのシリーズで、まだ15歳だった真央ちゃんはフランスで優勝してGPファイナルの出場を決めると、史上最多7回の欧州選手権制覇を誇るあのイリーナ・スルツカヤ(ロシア)を破って優勝。世界中の度胆を抜いたのだ。

そして、今年のGPシリーズにはこれまで以上に重要な意味がひとつある。それはズバリ、世代交代――。トリノの女王・荒川静香が引退し、銅のスルツカヤも準備不足で欠場と事実上の引退状態、さらに銀のサーシャ・コーエン(米国)も欠場と、いまやベテランの有力選手は村主章枝ただひとり。女子フィギュアのトップ3がいなくなってしまったわけで、この機会に一気に世代交代が進むことが予想されるからだ。

じゃあポスト荒川を争うのは誰なのか。その中心となるのは、まずなんといってもすでに新女王の風格さえ漂わせる16歳の浅田真央、そしてもうひとりはトリノ後の世界選手権で優勝した17歳のキミー・マイズナー(米国)。おそらくこのふたりに18歳の安藤美姫が加わり、10代トリオのし烈なバトルが展開されるシーズンになるはずだ。

とくに注目したいのが、ともにトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)という大技を持つ浅田真央とマイズナーの対決。じつはフィギュアスケートでは昨季から新採点法が導入され、難易度の高い技をいくつ身につけられるかで順位が大きく左右されるようになったのだが、そこではトリプルアクセルという最高難易度のジャンプを持つふたりは圧倒的に有利なのである。16歳の浅田真央か、17歳のマイズナーか、それとも18歳の安藤美姫か。10年ぶりにフィギュアの新女王争いが始まった。


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