参加チームは6000以上!

日本最古で最大のカップ戦「天皇杯」の歴史と大番狂わせ

2006.11.16 THU



写真提供/渡辺正和/アフロスポーツ
「歴史ある大会なので、元日に国立競技場でプレーするのは、サッカー関係者にとっては本当に夢なんです」と、サッカー解説者で元日本代表の原 博実さん。天皇杯についての話だ。

正式名称は「天皇杯全日本サッカー選手権大会」。1921年に第1回大会が開催された、日本最古にして最大のカップ戦である。プロ、アマを問わず参加でき、今年は6000以上ものチームがエントリーし、予選を勝ち抜いたチームが本大会に出場。プロチームを含む80チームでトーナメントを戦い、1月1日の決勝を目指す。天皇杯は元日だけではないのだ!

本大会にはJ1やJ2のチームがシードで登場する。ただし、一発勝負のトーナメントゆえに番狂わせも起こりやすい。たとえば、2003年の市立船橋高校。JFL昇格を決めたザスパ草津、大学2位の阪南大学と強豪チームを破り、3回戦でJリーグチャンピオンの横浜F・マリノスと対戦。結果的に敗れはしたが、その試合でなんと2対2に持ち込みPK戦まで追い詰めた。高校生がプロと互角の勝負を繰り広げた歴史に残る試合になったのだ。今年も、J2の横浜FCなど4チームが、JFLやJFL昇格を目指す地域リーグのチームに敗れるという番狂わせが起きている。

「J1のチームが天皇杯で戦うのは、契約更改がある時期なので、チームとしてのタイミングはとても微妙なんです。来季は契約しない主力選手や外国人選手が出てきます。つまり、天皇杯でアピールして移籍先を見つけたい選手と、そういったモチベーションがなく、コンディションを落とす選手がいるわけです。当然、チーム内で温度差が生じるので、それらが大番狂わせの原因なんじゃないかと思います」(同氏)

もちろん、番狂わせだけが魅力ではない。決勝に近づくにつれて選手たちのモチベーションが増し、試合もヒートアップする。これから、決勝に向けてアツい戦いが繰り広げられるのは確実。元日まで天皇杯に注目しよう!


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