日本シリーズ4連敗から一矢報いるか!?

来季からセ・リーグでも開始!プレーオフ導入でどう変わる?

2006.11.22 WED

パ・リーグに遅れること3年。セ・リーグでも来シーズンからプレーオフがスタートすることが決まった。人気、注目度、露出度といった面で、どうしてもセ・リーグに引けを取るパ・リーグは、これまでにも予告先発やDH制など独自の制度を取り入れることで、何とか盛り上げようと努力を重ねてきた。

一方で“読売ジャイアンツ”という一大勢力に寄り掛かりながら、その様子を尻目にしてきたセ・リーグが、ここにきて一転。パ・リーグにならうことになったのは、昨今の読売人気の低下とプレーオフ開始以来、日本シリーズでセのチームがパのチームに3連敗中というところが要因だろう。

理由は何にせよ、セ・リーグでもプレーオフが実施されるのは大変好ましいことに思う。リーグ全体の活性化、特に今年は下位だったチームにも優勝の希望やチャンスが広がることの意義は大きい。パ・リーグでは今年の北海道日本ハムは25年ぶり、昨年の千葉ロッテは31年ぶりと低迷期間が長かったチームが相次いで優勝を成し遂げた。

04年はシーズン3位のためホームでプレーオフができず、昨年は5位に沈んだ日本ハムは「今年こそ札幌ドームでプレーオフを!」を合言葉に戦ってきた。ロッテは同制度によって最も化けたチームといえる。一昨年は3位の日本ハムに、わずか0.5ゲーム差の4位でプレーオフ進出が叶わなかった。このとき選手のなかには、悔し涙を流した者もいたという。それまで9年間、Bクラスの水に慣れきっていた選手たちが、初めて“敗れる”悔しさを痛感。その屈辱感が、翌年の優勝の原動力になったのだ。

こうして福岡ソフトバンク、西武といった常勝チームとの実力も拮抗。厳しいペナントレース、プレーオフを経験したパ・リーグのチームは、日本シリーズでも自信と誇りをもってプレーし、試合を優位に進めることができた。来年からは、ともに高いレベルで勝ち上がってきた両リーグの代表チームが、球史に残るような好勝負を見せてくれることを期待している。

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