「ノア」など国内外十数団体が参加!

プロレス史上初の統一機構『GPWA』誕生! その背景は?

2006.11.22 WED

人気凋落といわれるプロレス界だが、その半面、団体だけは現在50以上に上る摩訶不思議な世界だ。「だから、人気凋落ではなくファンを食い合う現状が問題なんですよ」と、先ごろ日本プロレス史上初の統一機構『グローバル・レスリング連盟(GPWA)』を立ち上げた中村祥之同事務局長は分析する。

「そもそもプロと名がつくモノって必ず連盟ってありますよね? でも、プロレスって何もない。電話一本引いて『ウチはプロレス団体です』って名乗れば団体になってしまうんですよ。それってプロとしていけないんじゃないかなー、と(苦笑)」

たしかに、いけない感じはビンビンする。というか、それが設立のきっかけって、さすがはプロレス界、すごい世界だ。

「みんな、口では言うんですけど、動かないんですよ。でも、実際に動いてみるとノアさんが賛同してくれて構想から1年弱ほどでまとまりましたね、意外に」

現在ノアは興行面で業界のトップ。ここが中心となって十数団体および佐々木健介、高山善廣、鈴木みのるといった個人プロモーションで動くスター選手たちも集結した。皆、組織的なものを待望していたわけだ。

さて、気になる具体的な活動内容だが、興行日がバッティングしないよう日程の調整、加盟選手の保険加入、メディカルチェックなどを行っていくという。また、将来的にはプロテストを開催し、“スタ誕”方式で各団体が新人を獲得できたら理想的と。

「結局、プロレス界の問題は、スター選手にしても、フロントにしても老朽化してることですよ。20代の選手やフロントの発想を大事にしないと将来はないです」

トップ選手が多数参戦するGPWAの合同興行も、光る若手をアピールしたい考えからだ。新日本、全日本などの老舗団体は未加盟ながら「7割方はまとまった」と中村氏。GPWAが人気回復の起爆剤になるか、またも分裂の火種になるかはともかく、あの手この手で生き残りに賭けるプロレス界は実に逞しいのだ。

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト