入れ替え戦の激闘に終止符!

J1とJ2の経済格差っていったいどれくらいあるの?

2006.12.14 THU



写真提供/AFLO
昇格するチームがあれば、降格するチームもある。アビスパ福岡とヴィッセル神戸による入れ替え戦が終了し、今年のJリーグは幕を閉じた。残念ながら、この原稿を書いている時点では、結果がどうなったのかわかっていない。だが、間違いなくいえるのは、激戦が繰り広げられた、ということ。その理由は、J1のチームは降格しないように、J2のチームは昇格するために、選手や監督、スタッフなどチームが一丸となって戦うからだ。さて、ここで疑問が。そもそも、J1とJ2の経済格差はどれくらいなのだろうか。早稲田大学スポーツ科学学術院教授の原田宗彦さんにお話を伺ってきました。

「まず、Jリーグが公開している2005年の1試合あたりの平均観客入場者数は、J1が1万8765人、J2は7482人。また、1クラブあたりの平均営業収入はJ1が30億8400万円、J2は8億8500万円。これに加えて、各クラブの経営情報を見ると、降格の経済的な影響は明らか。やはり、降格は非常に厳しいといえます」

さらに、1クラブあたりの入場料収入はJ1が6億2400万円なのに対し、J2は1億9800万円。広告料収入も1クラブあたり、J1は14億600万円、J2は3億5900万円とその差は歴然。この差はどんな影響を与えているのだろうか。

「競技力と経営力は表裏一体ですから、経営力のないクラブに競技力はつきません。J1は大企業がバックについているチームが大半。選手の補強などにお金をかけられるので、チームとして大崩れすることはほぼありません。J2は、そうはいかない。ただ、現状J2には降格がありませんが、J3の設立が検討されています。実際にJ3が設立されれば、J2のチームにも降格の危機感が生まれますので、J2のクラブ経営も変わってくると思います」(同氏)

お金はクラブチームにとって重要な問題。ただ見るだけじゃなく、お金という側面を知ることで、サッカーの見方はさらに深まっていくはずだ。


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