ソフトバンクの支援で帯広市が決定

土壇場にきて大逆転!!ばんえい競馬、07年度も継続へ

2007.01.05 FRI

約1トンの馬が10頭、鉄のソリを曳き、全長200mの直線コースで速さを競う。途中に設けられた2カ所の障害、特に第2障害とその後のゴールまでの直線では、人馬一体となった息づまるパワフルなレースが展開する。ばんえい競馬は、世界でも北海道にしか存在しない、文化的にも貴重なレースだ。

そのばんえい競馬、実は30億円以上の累積赤字を抱えており、06年度限りで廃止かも!? という情報から“明治からの歴史に幕。さらば、ばんえい競馬”なんて感傷的な仮タイトルで取材スタート…したんですが。あれよあれよという間に事態は急展開。ソフトバンクの100%子会社であるソフトバンク・プレイヤーズの支援を受け、07年度以降は帯広市がばんえい競馬を単独開催することが決定したのだ。

「廃止に向けた動きのなかで、全国の方々から励ましをいただきました。帯広市のみの開催とはいえ、存続が決まったのは、マスコミでの報道なども含め、たくさんの声があったればこそ。率直にうれしく思っています」(北海道市営競馬組合・広報)

現在のばんえい競馬を運営している旭川・岩見沢・北見・帯広の4市からなる市営競馬組合は、すでに解散が決定済み。

「07年3月末で、累積赤字は4市が均等に負担して処理し、4月からは新会社に一部業務を委託して、ばんえい競馬を行っていくことになります。市営競馬組合から新会社への人材の動きなどは、まさに話し合っているところです」(帯広市農林課)

で、支援を申し出たソフトバンク側は…。

「まだ詳細はお話しできないんです。帯広市さんと、様々なアイデアをやりとりしている段階ですね」(ソフトバンク広報)

ソフトバンク・プレイヤーズは、岩手や岐阜など4地方競馬の馬券の購入・払い戻しやレース映像の配信などを行う『オッズパーク』(www.oddspark.com/)を手がけている会社。それこそ一時的な感傷に終わらない、ばんえい競馬の持続的な展開も期待できそうだ。

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