低迷が続く日本バスケ界の救世主!?

「スラムダンク奨学金」登場で日本バスケは世界に勝てるのか?

2007.02.01 THU


日本で初開催され話題を集めた昨夏のバスケットボール世界選手権。競技人口が多いスポーツながら、世界的に活躍する選手が、サッカーや野球と比べてまだ出てきていないのも事実だ。そんな折、昨年10月、漫画家・井上雄彦氏と集英社から「スラムダンク奨学金」の設立が発表された。

この奨学金は『スラムダンク』のコミック売り上げが1億冊を突破したのを機に、「バスケに何か恩返しを」という氏の想いが結実したものだ。日本の高校を卒業した有望な選手がアメリカの大学で競技を続けるために、その準備段階として、大学進学の準備をするための私立学校(プレップスクール)へ1年間の留学を支援する。では、なぜ奨学金を設けることにしたのか?

「現在日本にあるJBLスーパーリーグを例に挙げると、リーグ全体の選手の数は7チーム×15名として105名。その中には外国人選手もいます。すると、そこに入っていける新人となるとせいぜい1年に十数人がいいところでしょう。競技人口に比して、日本でバスケで食っていくには門が狭すぎるんです。この門をもう少し広げたい。そして、今プレーする子供たちがバスケを将来の夢として描けるように、何ができるかと考えたとき、若いうちに海外に出てチャレンジし、自分の可能性を広げていく機会を設けることができればいいなと考えました」(井上雄彦氏)

さらに井上氏は続ける。

「もちろん金銭的に援助するという側面もありますが日本人選手がアメリカの大学でプレーするために最適な道筋をつける、これが(この奨学金の)大きな目的であり特徴であるといえると思います。なぜアメリカの大学か。アメリカのディビジョン1の大学でプレーすることが、各国のスカウトが見ているという意味からも、世界的な選手への最適な一歩だと思うからです」

再び『スラムダンク』で日本のバスケに光は差すのだろうか? 乞うご期待。


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