宮本、三都主らが欧州リーグ移籍

日本人選手の欧州移籍は「名より実」が成功のカギ

2007.02.01 THU



写真提供/AFLO
ドイツW杯のショックを払拭するように、欧州でプレーする日本人選手が頑張っている。昨年の今ごろは、所属クラブでレギュラーと呼べるのは中村俊輔(セルティック/スコットランド)と松井大輔(ルマン/フランス)だけだった。しかし今シーズンは違う。ドイツで5シーズン目を迎えた高原直泰(フランクフルト)は、前半戦だけでリーグ戦6発を含む公式戦10ゴールを記録した。

前所属のハンブルガーがチャンピオンズリーグ出場を狙うクラブだったのに対して(今季は大不振だが)、フランクフルトはドイツ国内の中堅クラブだ。だが、途中出場の多かった昨季までと異なり、フランクフルトでは本来のストライカーとして起用され、『点を取る』ことに集中できている。

すでにドイツのサッカースタイルになじみ、コミュニケーションにも不自由しない高原には、ピッチの上で働けるベースが以前からできあがっていた。自分の力を発揮できる環境さえ与えられれば、これぐらいの活躍は驚きではないのだ。1月最終週から再開されたブンデスリーガでは、04‐05シーズンに記録したリーグ戦での自己最多得点(7)を難なく更新するだろう。

稲本潤一はプレーする国を変えることで出場機会をつかんだ。トルコは02年W杯でベスト4に食い込んだが、彼が5シーズンを過ごしたイングランドほどのブランド力はない。外国人選手は多いが、世界の一流クラスは少ない。必然的にリーグのレベルでも、欧州の主要リーグに見劣りする。

だからといって、都落ちではない。稲本の所属するガラタサライは、トルコを代表する超名門だ。国内でのクラブの位置づけは、中村のセルティックと似ている。中田浩二のバーゼル、宮本恒靖と三都主アレサンドロのザルツブルクも同様だ。リーグのレベルは欧州の中位でも、彼らの所属先は国内の上位クラブである。優勝を義務づけられたなかでプレーすることは、選手にとって価値ある経験であり、キャリアアップにもつながっていくのだ。


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