ディープインパクトの次はモチ?

競馬界のニューヒーローモチが粘りに粘ります!

2007.03.01 THU

「モチが粘っている! モチが粘っている!」…これ、何の実況だと思います? 実は競馬の実況なんです。なんと、モチというのは競走馬の名前なんですよ!

モチの初勝利は正月競馬初日の未勝利戦。それも1枠1番に入ってました。1枠というのは日本の競馬では騎手が白い帽子を被ります。そのレースをモチは伸びて粘って勝ったんです。ワタクシ、15年以上競馬を見てまいりましたが、馬名と季節と枠順とレースぶりと実況がこれほど絶妙なハーモニーを奏でた例をほかに知りません。

モチの馬主は小田切有一さんといいまして、ユニークな馬名をつけることで、競馬ファンの間では有名な方。なんでも、韓国では餅は喜びをみんなで分かち合う縁起物ということから、いつか馬名にしようと思っていたとか。それで、牧場にいたころから「粘り強い」特徴を持っていたこの馬にモチと名づけたんだそうです(『週刊競馬ブック』誌による)。

小田切さんの活躍馬には、たとえば、エガオヲミセテなんて馬がいました。馬名に「ヲ」が入った中央競馬初の馬です。その弟でGI高松宮記念まで勝ったのはオレハマッテルゼ。こちらはまだ現役です。

ほかにもイヤダイヤダ、ワスレナイデ、オジサンオジサン、アイライクエンカ、ヨロコビノサイフ、アッパレアッパレ、メロンパン、ドングリ、ナゾなんて“小田切馬”にはオモシロイ馬名が目白押しです。あっ、もちろん、オモシロイも馬名ですよ。

モチに話を戻しますと、初勝利後、大接戦の若駒ステークスを制し2連勝! さすがモチらしく驚異的な粘りを見せてくれました。これでモチはオープン馬。相撲でいえば幕内入りといったところですから、単なるオモシロ馬名馬でもなくなってきました。若駒ステークスを勝つと出世することが多く、実はあのディープインパクトもその1頭。これから春のGI、皐月賞、ダービーでもモチの勇姿が見られる可能性十分。今年の春はモチに注目ですよ!


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