世界水泳、競泳陣の見どころ

世界水泳・日本勢の展望北島、中村、伊藤に期待

2007.03.15 THU



写真提供/北村大樹/アフロスポーツ
「世界水泳は条件もよくてモチベーションも高まる大会。そこで記録を出しておかなきゃ、『来年の北京五輪で勝負!』なんて言ってられませんからね」

今年1月、北島康介はこう言った。

3月にオーストラリアのメルボルンで開催される世界水泳。多くの人が期待するのは五輪金メダリスト・北島の復活だろう。

04年アテネ五輪以降、北島はケガなどに苦しみ、毎年世界記録を更新するライバルのブレンダン・ハンセン(米)には水を開けられっぱなしになっている。だが今年は、五輪前年で気合を入れなければいけない時期。それを実証するように3月4日の日本短水路(25m)選手権では、50mと200mで日本新を連発。特に200mは無理のないきれいな泳ぎで大幅な記録更新。調整の順調さと手応えをアピールした。「いきなり勝つのは無理でも、せめてハンセンが怖がるような結果を出したい」。

その条件は日本記録の更新。北島の心のエンジンもかかり始めただけに期待大だ。そんな北島と同じように金メダルが期待できるのは女子200m背泳ぎだ。前回銅メダルの中村礼子と4位の伊藤華英の競り合いでレベルアップ。昨年はアテネ五輪でマークした中村の日本記録を伊藤が一気に0秒73短縮すると、今度は中村が0秒29抜き返して2分08秒86まで伸ばした。その後、伊藤は昨年12月のアジア大会を回避してさらなる逆転を狙っている。ふたりの意地の激突で記録が2分08秒台前半まで伸びれば、1、2位独占も見えてくる。加えてふたりは100mでもメダル圏内にいる。

女子200mバタフライは、2大会連続銅メダルのベテラン・中西悠子が泳ぎの改造に取り組み、日本記録を1秒以上更新する成果を挙げた。「色の違うメダルを」と意欲も高い。さらに高校生の矢野友理江も急成長していて目が離せない種目になった。男子も200mバタフライは03年世界水泳以来、銀メダルを獲得している種目。松田丈志と柴田隆一に期待だ。


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