シューマッハなき新世代F1がついに開幕

“予想通り”のフェラーリ圧勝と“予想外”のスーパーアグリの速さ

2007.03.29 THU



写真提供/AFLO
皇帝シューマッハなき後のアロンソ対ライコネンの覇権争い。F1ドライバーとしては黒人初となるL・ハミルトンと、04年のレース・オブ・チャンピオンズで「シューマッハを破った男」との異名をもつH・コバライネンの両大型新人デビュー戦。2年目のスーパーアグリと、佐藤琢磨。さらには新生ウイリアムズ・トヨタのテストドライバーとして起用された中嶋悟Jr.の中嶋一貴…。

と、見どころ過積載で開幕を迎えた07年のF1。3月18日の豪州メルボルンでの開幕戦は、昼間の放送でご覧になった方も多いと思いますが、予選1位のライコネン(フェラーリ)がポール・トゥ・ウィンの完全勝利。アロンソは最後まで追いつけなかったものの、ハミルトンとともにマクラーレンが2、3位を占めました。

「正直フェラーリ強すぎ。最後尾スタートのマッサが6位に入るんだから、本来ならフェラーリのワン・ツー・フィニッシュでしょう。奮起せよ! マクラーレン」とは『オートスポーツ』誌を経て、97年来全戦現地取材しているF1ライター西山平夫氏。

シューマッハ引退後のF1はどうなる?

「ライコネンとアロンソが並ぶ予選最前列の構図は、F1人気維持への理想的な形でしたね。王権委譲はうまくいったというべきでしょう。そこにヒール役としてマッサ、刺客コバライネンなどキャラ立ちしたドライバーがからめばもっと面白くなりますよ」

一方、「予選10位」と鈴木亜久里監督も驚きの好成績で決勝を迎えた佐藤琢磨は、12位とまずまずの結果。

「琢磨にはできれば後続のバリチェロをおさえてほしかったけど、それは次戦に期待」

開幕戦を終えての今季の注目チームは?

「予想以上の躍進がBMWとスーパーアグリ。開幕戦では残念な結果に終わったホンダの早期回復を祈りつつ、ウイリアムズ・トヨタにも注目したいですね」

個人的にはデビュー戦なのに3位入賞を果たしたハミルトンに刮目。新世代F1は予想外に面白くなりそうです。


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