なじみのGIが「JpnI」に!?

日本が国際パートI国入りそのメリットと変更点とは

2007.04.05 THU



写真提供/AFLO
ディープインパクトの活躍ばかり目立った06年だったが、実は日本馬が世界で大活躍した年でもあった。ハーツクライ、コスモバルク、デルタブルースが海外GIを制覇。これにより、日本馬のレベルが世界的に証明された。

世界の競馬開催国には、3つランクが存在する。競走馬のレベルやレースの賞金額などによってパートI~IIIまで格付けされており、日本は長年「パートII」に属していた。しかしこのたび、日本馬の世界的な活躍や、国内レースの国際化を整備したことにより、07年から晴れて「パートI」へ昇進。これはブランドイメージの向上、日本馬の輸出促進にもつながる大躍進だ。しかし、競馬先進国に仲間入りしたことで、ひとつの変化がもたらされた。

「それは、グレード競走の『G』という表記に関する問題です」と教えてくれたのは、競馬評論家の丹下日出夫氏。

「これまでのGIやGIIは、JRAが日本独自の基準で設けた格付け。しかしパートI国入りしたことで、国際基準に合わせる必要が出てきました。例えば、どの国の馬でも出走できるジャパンCは国際基準のGIですが、日本調教馬限定のダービーなどは独自基準のGI。後者を国際基準に照らせばグレードのないレースになります。こういう独自基準のグレード競走に、今年から「G」の名称が使えなくなったんです」

そこで新たに誕生した表記が「Jpn」。もちろん国際基準を満たすGI(12競走)は現状のままだが、国際交流競走ではない3歳クラシックなどの10競走は「JpnI」という表記になる。これによって「G競走」と「Jpn競走」という2つの名称が誕生するわけだが、もちろんどちらも重賞競走であり、内容は今までと変わらない。

国際化によって変化が生じるのは、どんな分野でも同じこと。ディープが去り、パートI国として新たな時代を迎える競馬界。今週日曜には初の「JpnI」となる桜花賞が行われる。初代JpnI馬の栄冠はどの馬に!?


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