アメリカで総合格闘技が空前のブーム!?

PRIDEをものみこんだ総合格闘技団体UFCとは?

2007.04.26 THU



撮影/乾晋也
今、アメリカでは総合格闘技が史上空前の大ブームとなっているのをご存じだろうか? たとえばアメリカ最大手の団体UFCでは、昨年5月の大会で約30億円の収益を挙げ、7月大会では約40億、そして12月の大会では約50億と、トンデモない金額を次々と叩き出しているのである。この好景気に資本家たちも注目。個人総資産1150億円のオンライン・カジノのオーナーが『ボードック』という新団体を旗揚げしたかと思えば、今年に入って有力ケーブルテレビ局ショータイムが主催する『エリートXC』も立ち上がり、こちらは株式公開していきなり168億円の資産価値を得てしまったのだ!

ケタ違いの景気の良さでしょ? で、なぜこんなブームが起きたのかだが、きっかけはUFCが制作した『TUF』という素人参加型のバラエティー番組。簡単に言えば昔日本でも話題になった『ガチンコ』の総合格闘技版で、鬼コーチが無名選手たちをシゴキまくり、番組内で毎回行われるリアルファイトを勝ち抜いた1人がUFCに登場するという流れが話題を呼んで瞬く間にPPV100万件を突破したわけだ。

もちろん選手の実力も折り紙つきで、じつはUFCの歴史はPRIDEよりも古く、ホイス・グレイシーやジョシュ・バーネットも元はUFC出身。そして現在ミルコ・クロコップまでが所属し、まさに世界最大の総合格闘技団体がUFCなのだ。

そんななか、さらに驚くべき発表が先月なされた。なんとUFCの90%の株を持つ資本家がPRIDEを買い取ってしまったのだ! これによってUFC王者vsPRIDE王者というドリームマッチが年内にも実現可能となり、吉田秀彦や藤田和之が世界的に認知される日も間もなくという状況が整った。さらにだ! K‐1がエリートXCなどの新興勢力と手を結び、アメリカ進出を本格化。世界をまたにかけた興行戦争まで巻き起こりそうだから、スゴいことになってきた。今年、総合格闘技は世界的ブームになりそうだ。


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