背番号「99」は全チームで永久欠番に

NHL史上最大のスター!「ウェイン・グレツキー」って?

2007.05.17 THU



写真提供/Getty Images/AFLO
現在、プレーオフ真っ最中のNHL(北米プロホッケーリーグ)で、ピッツバーグ・ペンギンズのシドニー・クロスビーが史上最年少19歳8カ月でポイント王(ゴール+アシスト)に輝いた。これまでの記録は20歳8カ月。クロスビーは史上初の10代タイトルホルダーとなったわけだが、彼のすごいところはそこではない。NHL史上、いや北米プロスポーツ史上、最も偉大な選手といわれている“グレート・ワン”、ウェイン・グレツキーの記録を塗り替えたところにある。

グレツキーは79‐80シーズン、エドモントン・オイラーズでNHLのキャリアをスタートさせると、その年いきなりポイント王に輝き、シーズンMVPを獲得。以降86‐87シーズンまで8年連続でMVP、ポイント王を受賞。オイラーズを4度のスタンレーカップ優勝に導くなどアイスホッケー界のスーパースターとして君臨してきた。

アイスホッケーの場合、自らパックをゴールに叩き込む得点だけでなく、ラストパスを送るアシストへの評価もサッカーのそれよりかなり高い。パックの動きを追うだけでも難しいスピーディーな展開のなかで、グレツキーが繰り出す柔らかなラストパスは、一瞬すべての動きが止まったかと思うほど優雅なものだった。“氷上の格闘技”といわれ、スピードとパワーのイメージが強いアイスホッケーで華麗なテクニックを披露。繊細さも魅力の一つであることを我々に教えてくれたのもグレツキーだった。

リンク外でもマスコミやファンに真摯に対応。AP通信社による最優秀男性アスリートにもカナダ人として初めて選ばれている。さらに様々な分野に名前を提供。グレツキーの顔がついた菓子やグッズが街にあふれた。彼の背番号「99」はNHL全チームの永久欠番。日本リーグにやってきた外国人選手も、99番だけは「恐れ多い」と避けた。そんな国民的英雄の記録を抜いたクロスビーは、第2のグレツキーとなるか。日本人初のNHLプレーヤー、福藤 豊とともに注目して損はないだろう。


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