日本勢初グループリーグ突破の勝因は?

浦和、川崎Fともに8強入り!「ACL」ノックアウトステージへ

2007.06.07 THU

アジアチャンピオンズリーグ(ACL)で、浦和と川崎Fが揃ってグループリーグを突破した。Jリーグ勢の8強入りは現行の大会方式となった02‐03シーズン以降は初めてだ。

鹿島、磐田、横浜F・Mらの強豪が乗り越えられなかった壁を、浦和と川崎Fはなぜ打ち破ることができたのか。その要因の一つにJリーグとサッカー協会による「ACLサポートプロジェクト」があげられる。

グループリーグでは、アウェイゲームでいかに勝ち点を稼ぐのかが重要。そこで、出場クラブの負担が大きかったアウェイゲームにまつわる雑務に、同プロジェクトが深くかかわることに。現地での練習場の確保や、ホテルとスタジアム間の移動をスムーズにするなどのサポートがなされたのだ。

同時に浦和と川崎Fは、シーズン前から綿密な調査を行い、想定されるトラブルを洗い出していた。国内移動、ホテルや練習場の環境、食事、衛生面など、必要なものはすべて事前にチェックした。5月9日のインドネシア遠征で、浦和は同国内の移動にチャーター便を使用している。こうしたクラブ側の熱意も、8強入りにつながった。

とはいえ、大変なのはここからだ。アジアを二つに分けて行われたグループリーグでは、中東勢との対戦はなかった。しかし、9月に再開されるノックアウトステージには、UAE、サウジアラビア、イラン、シリアのクラブが勝ち残ってきており、いよいよ本格的なアウェイが待ち受けている。昨年準優勝のカラマ(シリア)は引き続きレベルが高く、ヒラル(サウジアラビア)には同国代表選手が勢揃い。前回王者の全北現代と04年準優勝の城南一和の韓国勢は、カップ戦の勝ち抜き方を熟知している。

年末に日本で開催されるクラブW杯。今年から開催国枠でJ1優勝チームが出場可能。また、ACL優勝チームも出場権を得るが、もし浦和か川崎FがACLで優勝したら、枠返上との説も。勝っても負けても出場ならば、ACL王者として堂々と出場しようではないか!


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