“個の力”でどんよりムードを取っ払え!

サッカー北京五輪代表予選突破は大丈夫?

2007.09.27 THU



写真提供/Takamoto Tokuhara/AFLO
現在2勝1分けのU‐22日本代表は、グループCで堂々の首位。残るは3試合。北京五輪の出場権を懸けたアジア最終予選は、いよいよクライマックスに突入する。

前半戦を終えて、戦前の予想は大きく覆された。フタを開けてみれば、すべての試合が「0‐0」か「1‐0」か「1‐1」。各国の実力は拮抗しており、日本とともに「本命」の一角と目されたサウジアラビアは、なんと最下位に低迷している。

したがって、黒星なし、しかも無失点で首位に立つ日本の成績は、決して悲観すべきものではない。ただ、「大穴」と決めつけて臨んだベトナムとの初戦で苦戦を強いられたことが原因で“身内口撃”がスタート。反町康治監督の解任説が急浮上し、協会幹部から悲観的なコメントが飛び出したことが、チームのムードを、どこかどんよりとした空気にしているのだ。

もちろん課題もある。まずは、日本サッカー界の十数年来の弱点である決定力不足だ。2得点はいずれもセットプレーからで、攻撃陣の存在感は極めて薄い。また、長期離脱を強いられた梶山陽平の穴をどう埋めるかも今後の課題の一つ。中盤の底から攻撃を組み立てる司令塔の不在は、決定力不足を助長してしまう恐れがある。

それでも日本が北京行きのチケットを獲得する可能性は極めて高い。なぜなら、攻撃陣には水野晃樹や家長昭博や本田圭佑、守備陣には水本裕貴や青山直晃など“個の力”で局面を打開できるタレントがそろっているからだ。ライバルにもそれぞれ個性豊かなタレントがいるが、質・量ともに日本には遠く及ばない。つまり、組織の整備は本大会に間に合えばOK。個々が持てる力を出し切れば、おのずと結果はついてくる。目の肥えたサッカーファンもそう確信しているからこそ、約5万人収容の国立競技場に平均1万9000人しかお客さんが入らないのだと信じたいが…。とにかく残り3試合、“個の差”を見せつけて、戦え! ニッポン!


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