日本人対決に沸いたワールドシリーズ

メジャー1年目を終えた松坂大輔の評価は?

2007.11.08 THU



写真提供/AFLO
史上初の日本人対決が実現したワールドシリーズは、松坂大輔と岡島秀樹が在籍するレッドソックスが4連勝で松井稼頭央がいるロッキーズに完勝した。岡島は2戦目にワールドシリーズ日本人初登板を果たし、松坂は3戦目に先発してワールドシリーズ日本人初勝利をゲット。100万人が集まった優勝パレードで拍手喝さいを受ける彼らの姿は、我々日本のファンにも何か誇らしい気持ちを与えてくれた。気が付けば、今年で3年連続日本人所属チームが世界一に輝くなど、いまや日本人選手はメジャーでも不可欠な戦力になっている。レッドソックスでも岡島が大成功したことは衆目の一致するところだろう。

では、松坂の評価はどうか? こちらは100億円以上のお金が動いているだけに、15勝12敗、防御率4.40の成績に厳しい声もある。しかし悪い成績かといえばそんなことはない。特に評価したいのはケガをしなかったことだ。選手の年俸が莫大な金額になる近年、選手の実力と同じぐらい球団が注目するのが耐久力=デュアラビリティー(Durability)。大枚をはたいて獲得した選手が故障でほとんど働かずじまい、なんてことも少なくない昨今、松坂は1年間ローテーションを守り通して投球回も200を突破。今季200イニング以上投げた投手はメジャー30球団で38人しかおらず、松坂は1球団に1人いるかいないかの頼れる存在だったのだ。

もっとも、1年だけの活躍ではそれほど評価されないのがメジャーの厳しいところだ。01年にMVPに輝いたイチローが自らを戒めていたように、メジャーは3年やって一人前。当然、レッドソックスからすれば来年以降も松坂に今年以上の成績を期待しての100億円以上の投資であり、その成否は契約満了後に語られるべきものだろう。松坂本人も今年の成績には満足していないと語っており問題点も分かっている様子。来年は今年以上の成績を。そのリベンジに注目したい。

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