注目は長谷部、大場、加藤の大学生

11/19(月)「大・社ドラフト」星野監督の秘蔵っ子の運命は

2007.11.15 THU



写真提供/Getty Images/AFLO
11月19日の大学生&社会人ドラフトで大場翔太(東洋大・投手)、加藤幹典(慶大・投手)とともに人気を集めそうなのが左腕、長谷部康平(愛知工大)だ。北京五輪プレ大会の壮行試合、松下電器との試合で記録したストレートの速さは何と152km/h。小さなテークバックと右肩を閉じた状態から押し出すような変則リリースが打者の目を幻惑させ、プレ大会でも好投。北京五輪出場をめざす日本代表最終候補にアマチュアから1人だけ選出され、星野仙一監督の秘蔵っ子として大いに注目を集めている。

長谷部を評価する背景には、プロ野球における左打者の占有率の高さが見逃せない。たとえば巨人なら、捕手・阿部、一塁・李、二塁・脇谷、三塁・小笠原、左翼・清水、中堅・高橋由とスタメンに左打者がズラッと並ぶ可能性が高い。当然、左打者を殺すための左投手、それも正当派より変則型が求められる。こういうニーズに長谷部はぴったりとはまる。星野ジャパンではリリーフとして重用され、好結果を残してきた。ゲーム終盤のピンチで左打者が出てきたときのワンポイント、あるいはウィリアムス(阪神)のように1~2イニングを任せられる左腕投手、プロがそういう役どころでの起用を考えるのは当然なのだ。

愛知大学リーグで通算20勝以上挙げた大エースが中継ぎ起用をほのめかされる――けっして愉快なことではないだろう。しかし、雑誌『アマチュア野球14号』(日刊スポーツ出版社)のインタビューに、長谷部は次のように答えている。

「自分の持ち味が生きるならそれでいいと思っています。最初から全力でいけるのは自分にも合っていると思うので」

こういう精神面の柔軟さは、獲得を狙うプロにとっても頼もしく映るはずだ。

この長谷部とともに指名が集まりそうなのが加藤幹典と大場翔太の左右本格派投手。150km/hを超えるストレートを持つ3人を指名するのはどの球団か、今から楽しみである。


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