男子重量級に世代交代の波!?

井上、鈴木らの復活なるか?柔道ワールドグランプリ開幕

2007.11.29 THU



写真提供/築田純/アフロスポーツ
12月7~9日、「東京国際柔道大会2007ワールドグランプリ」の、記念すべき第1回大会が開催される。第1回とはいうものの、男子の「嘉納治五郎杯国際柔道大会」と女子の「福岡国際女子柔道選手権大会」を合体させたもの。嘉納治五郎杯といえば、世界を目指す若手男子の登竜門として五輪や世界選手権の金メダリストを輩出。福岡国際は世界から立ち後れていた日本女子柔道の強化を目的に行われてきた。11連覇を達成した谷 亮子を筆頭に、各国の強豪が出場。現在の日本女子柔道発展の礎となった。いわば、日本でも有数の国際大会が男女同時開催という形で成立したのが「ワールドグランプリ」。国内外の強豪が出場する、日本柔道のメジャー大会ともいえるわけだ。

しかも今回は北京五輪代表の選考会も兼ねている。とはいうものの、優勝できなかったら出場なし、というのではなく、最終選考はあくまでも来年4月に行われる全日本選抜体重別と全日本選手権。世界の強豪も参加する今大会での成績を、9月に行われた世界選手権同様、過去の“実績”のひとつに組み入れるという意味合いが強い。

そんななか、北京はほぼ当確といわれているのが世界選手権7連覇を達成した女子48kg級の谷。実績は申し分ないが、今大会には過去2度も敗れている福見友子も出場する。ここでまたも敗れるようなら、さすがの実績も揺らいでくる。これまでは無縁だった国内の壁をどう乗り越えるか。“ママさん”谷の真価が問われる大会に。

男子では実績はありながらも世界選手権でメダルを逃した100kg級の鈴木桂治と100kg超級の井上康生が正念場を迎える。100kg超級には世界王者の棟田康幸、鈴木を下したこともある石井慧が出場。100kg級にも今年のハンガリー国際優勝の猪又秀和、11月の体重別を制した竹谷知記が出場。重量級は一気に世代交代の波が押し寄せるかも。海外よりも国内で勝つ方が難しいといわれて久しい日本柔道。最終選考会の前哨戦として見てみたい。


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