JRA史上初の通算3000勝達成!

天才ジョッキー・武豊の“ぶっちぎり伝説”あれこれ

2007.11.29 THU



写真提供/時事通信
11月3日、京都競馬場の第1レースで武豊騎手が通算3000勝の大記録を達成した。

デビューは1987年3月。それから21 年目で3000の勝利を積み重ねてきたわけだが、この数字はまさに金字塔と称してもいいだろう。というのも、この世界では年間100勝以上を挙げることがトップジョッキーの証といわれているが、21年で3000勝ということは、単純に毎年150近くの勝ち星を残さなければ達成できないことになる。実際、武に次いで勝利数2位にランクされている名手・岡部幸雄は2943勝で引退しているが、彼は38年の歳月を要している。つまり、武は名手の倍近いスピードで勝ち続けてきたことになる。

もう少し、数字にこだわってみよう。現役ジョッキーで武を追っているのが、横山典弘(5位)、柴田善臣(7位)、蛯名正義(8位)の3人だが、それぞれ1800勝台、1700勝台、1500勝台とその数は大きな開きがある。ちなみに横山は武の1年先輩、柴田は2年先輩、蛯名は同期と、年齢の面では差がなく、今後、彼らが武の記録を凌駕するのは不可能と断言してもいい。

父は現役時代、名人と称された邦彦(現・調教師)。彼自身、通算勝利数は1163勝と、関西に“タケクニ在り”、といわれた名ジョッキーだった。武もデビュー時は「タケクニの息子」という呼び方をされたが、これに反発、「いつかは武豊の父、といわせたい」と公言していた。そして、デビューの年に69勝という新人の最多勝記録を更新(詳しくはランキング参照)。この時点で父を越え、以降、20年間で16度、最多勝ジョッキーに輝き、とくに92年から昨年までの15年間で14度とぶっちぎりで全国リーディングのトップに君臨してきた。さらに、03年から05年まで3年連続で200勝越えという快挙も果たしている。安藤勝己、岩田康誠ら地方競馬から中央へ移籍してきた名手らに刺激されながら、天才ジョッキー武豊が、まだまだ王道を突き進んでいくことは想像に難くない。


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