2008年は南アW杯予選イヤー!

“オシム・ショック”を日本代表は乗り越えられる?

2008.01.04 FRI



写真提供/YUTAKA/アフロスポーツ
激動の3週間は、新監督の誕生で終止符が打たれた。11月16日に急性脳梗塞で倒れたイビチャ・オシム氏の後任に、98年フランスW杯監督の岡田武史氏が就任したのだ。

とにかく時間がない。W杯予選の第1戦は2月6日に迫っている。同17日からは、韓国、中国、北朝鮮との東アジア選手権も行われる。新監督はすぐにでもチームを掌握しなければならず、必然的に日本サッカーの特徴や日本人のメンタリティーを良く知っていることが重要となった。

強化期間の短さをカバーするチーム作りの方法論や、選手を惹きつけるカリスマ性も必要である。札幌でJ2優勝=J1昇格を、横浜FMでJ1連覇を成し遂げた新監督は、こうした条件を満たす人材だ。「岡ちゃん」という軽々しい呼び方も、いまではふさわしくないだろう。

気になるのはチームの方向性だが、岡田監督はオシム流の継承を明らかにしている。すでにチームは固まりつつあることから、「自分の色をグッと出して引っ張っていくのは、得策ではない」と語っているのだ。新たな戦力の登用も、「1、2人」にとどめるという。

そもそも、世界の舞台でいかにして結果を残すのかを突き詰めれば、オシム前監督が着手した『日本人の特性を生かした日本人らしいサッカー』は、継続されてしかるべきものである。監督によって選手の好みはあるにしても、個々の選手に求められる役割が著しく変わることはないはずだ。

タイ、バーレーン、オマーンとホーム&アウェイのリーグ戦で争う3次予選は、上位2カ国が最終予選に進出できる。いずれも過去数年に対戦しており情報は豊富だ。足元をすくわれることはないだろうが、最終予選へ第一シードで臨むためにも首位通過は譲れない。

サッカーファンの誰もが「監督化」するW杯予選で、周囲を納得させることができるか。新監督の手腕が注目される。


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