ラグビートップリーグ最終決戦へ

連勝街道ばく進の三洋電機悲願の初優勝なるか!?

2008.02.14 THU



写真提供/アフロスポーツ
無冠の帝王にいよいよ初の戴冠なるか――2月17日に開幕するジャパンラグビートップリーグのプレーオフ、リーグ戦4強が激突する「マイクロソフトカップ」は、三洋電機ワイルドナイツに注目が集まっている。

三洋がこれまで全国大会で優勝したのはトップリーグ創設以前の95~96年度、第48回社会人大会だけ。正確には「無冠」ではないが、悲願の初優勝は、決勝戦の終了直前にサントリーに追いつかれ、27‐27と引き分けて得たもの。さらにトライ数でサントリーに下回ったため日本選手権への道を絶たれた“悲しい優勝”に終わっている。

今シーズンの三洋は、そんな因縁のライバル、サントリーを昨年12月22日に35‐24で破るなど、2月6日現在で12戦全勝。降雪により9日に延期された最終戦を待たずにリーグ戦1位通過を決めた。

躍進の原動力は、攻守に沈着冷静な司令塔、元オールブラックスのSOトニー・ブラウン。しかし、宮本勝文監督は「一人の力で勝てるほどトップリーグは甘くない」と話し、ブラウンと練り上げた防御システムが3シーズンかけてようやく定着し、チームに「ディフェンスができない選手は使わない」という規律ができたことを要因にあげる。トライ王争いで首位に立つWTB北川智規ら才能にあふれた選手たちが、ブラウンの鋭い状況判断を共有できるところまで成長したのも今季の強み。史上初のリーグ全勝に王手をかけた実力は本物だ。

延期の影響でマイクロソフトカップのカードは原稿執筆時点では未定だが、1回戦の組み合わせはリーグ戦1位対4位、2位対3位。つまり1位確定の三洋と2位または3位確定のサントリーは、ともに初戦を突破すれば決勝で相まみえることになる。

96年2月の決勝では、サントリーの清宮克幸現監督が、勝利に至る決定的なパスを放って三洋の野望を打ち砕いたが、果たして今回は? 現役時代からのライバル同士が率いる両チームの対戦は、死力を尽くした戦いになること必定だ。


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