北京オリンピックまであと少し

1kmあたり4分切る!? 競歩のスピードに刮目してきた!

2008.02.14 THU



撮影/山本哲也(Popper Graphics)
なんとなく謎なスポーツ、競歩。体をくねらせながら、テクテク進むあの姿からは牧歌的なイメージすら漂います。ところがちょこっと調べてみると、この競技の世界記録は1時間17分16秒(20km)。1kmあたり4分を切るスピードなんです。そこで、この速さを自分の目で確かめるべく、順天堂大学の陸上競技部を訪ねてきました。

いやぁ、競歩って想像以上にスピードが出ていたんですね。

「同じ歩くといっても、競歩選手はストライド(歩幅)が違いますので。一般の方が平均50cmと考えると、選手はその2~3倍で歩きます」(今村文男コーチ)

それはすごい! 試しに1mのストライドでしばらく歩いてみると…あれっ!? 体が勝手にジョギングしてしまいます。

「競歩には、両足が同時に地面から離れるロス・オブ・コンタクトと、接地している足のひざが曲がるベント・ニーという2つのルールが存在します。今のようにひざのバネを使って飛んでしまうと反則ですよ」

軸足を浮かしてはダメなんですね。でも、このやり方だととても速く歩けそうにないんですが…。

「推進力を高めるためには、軸足で地面を蹴るのではなく、強く押し出すんです。そして、かかとから地面に接地して着地のブレーキを減らし、姿勢を正して腕を前後にリラックスして振る。無駄な力を抜いて、体のパーツ一つひとつを滑らかに動かすことが大切です。一見、ユニークな歩き方に見えるかもしれませんが、速く歩くための一連の動きを理詰めに改善していった結果が、現在のあのフォームなのです」

と、ここでそのスピードを実感すべく、ちょいと実験。先日の日本選手権・20km競歩大会で2位だった森岡選手に、100m歩行をお願いしちゃいました。そして結果は…なんと17秒25! こりゃぁ、運動不足の我々では、ダッシュしても無理なタイムかも…。いや~競歩ってホントにスゴイ。五輪も注目せねば。


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