男なら一度はやりたい

日本刀の「真剣試し切り」に挑戦してきました!

2008.02.21 THU



撮影/松本桃子
男子なら、誰もが一度はサムライに憧れる――。あらゆる困難を前にして己を貫く姿に、僕らはめいめい勝手な“理想の男像”を見るのである。自分も日本刀を握れば、眠っているサムライソウルが目覚めるのでは…!? と妄想を抱いていたところ、東京で総合武道を指導している「正柳館」で、誰でも“真剣試し斬り”を体験できるという情報をキャッチ。でも、素人がいきなり真剣なんて扱えるもの?

「当道場には剣道や居合道などの経験者も多く訪れますが、素人の方のほうが指導を素直に聞いていただける分、意外とすんなり斬れてしまうんです。その日のうちに斬れなかった人は、今のところ一人もいませんよ」(正柳館グループ会長・上田毅氏)

それなら安心、というわけで実際に参加してみることに。まずは刃の付いていない練習用の刀を使って、素振りの練習から。

「日本刀は包丁と同じく“引き切り”用に作られているので、刀の軌道が大きな円を描くように振ります。また、速く振るよりも、“刃筋を立てる”ことが重要です」

斬る対象に対して刃がまっすぐ立っていないと、力があっても切れないとか。素振りでも、うまく刃筋が立つと「ピシュン!」と空気を切る音が聞こえて気持ちいい。

そして本番。手渡された真剣は思ったより軽いが、鈍く光る刀身の存在感というか、ヤバイもの感がすさまじい。「無心で振ってください」とのアドバイスで、巻いたゴザに向かってエイヤッと一閃を見舞う! 「バカン!」。驚くほどの重低音の後に、ゴザの一部が床にコロリと転がった。おお斬れた! 調子に乗ってもう一撃…っと、今度は途中でゴザが吹っ飛んだ。失敗!

「邪念が入りましたね(笑)。刀に慣れるほど集中するのは難しくなります。試し斬りでは技術より、いつでも平常心を保てる精神の強さが一番求められるんですよ」

現代のサムライたらんとするなら、肌がピリつく真剣の緊張感を一度経験しておくのもいいかも。


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