スノーボードよりも簡単なんです

ブレイク間近! 話題のスポーツ“砂ボー”体験記

2008.03.06 THU



撮影/磯部 淳
日本全国に春一番の強風が吹き荒れた2月24日、ボクは巨大な砂山のてっぺんにいた。午後1時、全身に砂つぶてを浴びながら、来た道を振り返ってみる。目算で全長150m、最大傾斜はほぼ45度。足がすくむ。やれやれ、とんでもないところに来たもんだ。

そう、今日は砂ボーを体験しに来たのだ。正式名称は「サンドボード」。スノーボードのように1枚の板に乗り、砂の斜面を滑るスポーツだ。発祥はオーストラリアで、世界各地に広がったのが1998年ごろ。近年は日本でも競技者が増え続けていて、昨年には初の全国大会が開催されたほど。国内のプレイスポットは鳥取県の砂丘や、今ボクが立っている千葉県館山市の砂山が代表格だ。まあ、すべてサンドボードの伝道師クリストファ・グリーン氏に聞いた情報なんだけど。

グリーン氏は01年に日本唯一のサンドボード販売業社「ジェイ・トレード」を設立して、母国オーストラリア製のサンドボードを扱っている。同氏によれば、スノーボードをそのまま使って砂の斜面を滑ることはできない。だが、滑走面を固い素材のプラスチックに張り替え、ヒディングと呼ばれる足とボードを固定する部分を取り換えればサンドボードとして使えるらしい。また、砂は雪に比べて摩擦抵抗が大きいため、ワックスを入念に塗ることが快適に滑るコツだ。気温や斜面の状況に応じて、3種類を使い分ける。なにより、スノーボードとの最大の違いは「転んでもぜんぜん痛くナ~イ」(グリーン氏)ことだ。

さてと、そろそろここから滑ろうぞ! よ~し、3、2、1GOッ!!

数秒後、マンガのようにクルクルと砂山を転げ落ちて初滑りが終了。ウン、痛くナ~イ! てか、思ったよりうまく滑れたし! 興奮したボクはその後何度も砂山を駆け上がっては、スノボだったら複雑骨折しかねないジャンプ技にも果敢に挑戦。「超・オモシレー!!」。午後4時、強風はすっかり止んでいた。


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