キャリアのピークはこれからだ!?

代表GKに君臨し続ける川口&楢崎のスゴさ

2008.03.06 THU



写真提供/Jinten Sawada/AFLO
岡田武史監督の就任とともに、日本代表の世代交代が進んでいる。2月に中国で行われた東アジア選手権の代表22人のうち、06年のドイツW杯の登録選手は6人だった。02年の日韓W杯の出場メンバーとなると、二人のGKだけになる。32歳の川口能活と、ひとつ年下で31歳の楢崎正剛だ。

川口は97年2月に代表デビューを飾り、歴代2位の113試合に出場している。1年後の98年2月に初陣を飾った楢崎は、53試合出場のキャリアを持つ。

彼らの登場以降に起用されたGKは6人いるが、別表のとおり出場試合数は圧倒的に少ない。過去3度のW杯でも、98年と06年は川口が、02年は楢崎がレギュラーだった。二人のGKがこれほど長期にわたって代表に定着するのは、世界的にもまれである。

彼らの牙城がかくも高いのは、GKの特性に関係している。GKは経験がとくに重視されるポジションであり、キャリアのピークは35歳前後といわれる。代表の過渡期に台頭した彼らはデビュー早々から試合で使われ、20代半ばにして十分な経験と実績を積み上げていた。岡田監督を含めた歴代の指揮官からすれば、代表から外す理由が見当たらないのである。

実力的な裏づけもある。96年のアトランタ五輪でブラジルを完封した川口は、大舞台で無類の強さを発揮する。01年には日本人GK初の欧州移籍を果たした。その名前はアジアで広く知られている。

川口より1歳年下の楢崎は、冷静沈着なプレースタイルが身上だ。実績でやや劣るが、実力的にはまったく遜色ない。

現代表では川口が第一GKを務める。「経験と実績を踏まえて」(岡田監督)の判断で、チームのキャプテンも川口だ。

マスコミにライバル関係を煽られることで、かつては距離を置くところもあったという。しかし現在は、選手としても人間としても互いをリスペクトする関係だ。2年後の南アフリカW杯こそが、彼らのキャリアのハイライトとなるだろう。


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